ギチギチ、(柔造/微裏)




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「狭い…暑い……!!」

「もうちょい辛抱せえ」

「そんな事言っても…」


ただいま俺はなまえと満員電車に揺られている。野暮用で正十字学園のメフィストのとこへ。久々に成長した坊達を見られて満足していたんやけど、この電車の所為で一気にテンションが落ちた


「う、わっ」

「危な…っ、大丈夫か?」

「大丈夫大丈夫」


電車が揺れた所為でぐらりとなまえの体が寄りかかってきた。満員なのでなまえの隣というか近くには見知らない男やらなんやら居て、ちょっと不満。

やけど、こうなんか密着されると俺の理性とかそないなもんが崩壊しそうになるんやけど。そんな気もしらんでなまえは俺に寄り添ってくる。


「………なまえ」

「なあに?」

「なんやこう…あれやな、」

「どーしたのよ」



いや、デリカシーとか俺にも一応あんねんけどな。さっきからなまえの胸が当たってるんやけど


「あかんわー」

「どうしたの?具合悪い?」

「いや、そやないんやけど」


中々話題を切り出さないから心配して上目遣いで俺を見てくるなまえ(本人は無自覚なんやろうけどなあ)なんて考えてる間にも、ぷつりと俺の理性が崩壊してまった。


「スマン、なまえ」


とりあえず先に謝ろう。そう思いなまえに告げれば眉を寄せる、これから何をされるかわかってへんねんやろなー。



「なに……っぎゃ!」

「もうちょいかいらしい声出してくれたら嬉しいんやけど」

「ちょ、っ何…してんの!?」

「静かにせえへんとまわりにバレるで?」

「んっ…ならやめ…ひゃっ」



とりあえず周りから隠すようになまえを抱き寄せて首筋に唇を寄せる。その間にも俺は腰を撫でる手を止めない。周りから見たらただの痴漢?…他人の目は気にせえへんねん。(おん、やけどかいらしいなまえの姿は他の奴に見せたくあらへんから少しだけ挑発したろ)


「ふ…っ、ん…」

「なん?これだけで感じとるん?かいらしーなあ」

「っ、」


なまえが弱い耳とか首筋とかを重点的に責める。後ろの男性がこっちをちらちら見てんのに俺は気付いてたが気にしないで行為を続けるんやけど、やりすぎたらしい。

「……っの、……カ…」

「ん?」

「このっ、バカぁああ!!」

「痛ッ…いきなり何すんねや!」

「それはこっちの台詞よ!」



なまえの大声に、電車内の数人はこちらを見たがなまえは気にしないで叫ぶというか俺を蹴る。


「セクハラ、変態!」

「どっちも同じ様な意味やろ」

「…何か?」

「や、なんでもあらへんわ…」



これはマジや、マジで怒っとる。なまえはため息を吐いて、ほら降りるよ!と俺の腕を引っ張り電車から降りた。







(今度からは…その、)
(?)
(家以外じゃ変な事は
しないでよね…?)
(!……おんっ)


20111004


いやら志摩家に提出




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