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(同棲パロ)
(メイド服注意!)


あまりに暇だったのか、トラファルガーが、勝負しよう、と話を持ちかけてきた。
内容は至って簡単で、ソファに座って先に立ち上がった方が負け。あまりに簡単すぎて二人ともそこから一歩も動かない。

最初のうちはそれでもついてるテレビを見たり、雑誌読んだり、話したり。でもだんだんとやることがなくなってくる。
飽きたなら俺の負けだと立ち上がってトラファルガーに言えばいい。こいつだってそうすればいいんだ。それでくだらない遊びは終わり。
でもくだらない遊びはくだらないなりに条件があった。


『負けた方は今日一日、勝った方のいいなりになる』


言い出したのはトラファルガーだ。何か条件がないと面白くない、と。
だから二人とも、馬鹿みたいにそこから一歩も動かない。

「お前立てよ」
「ユースタス屋が立てばいいじゃん」

終いにはこんなくだらないことを言い合う始末。
元々気が短い俺はだんだん苛々してきて、先に立ち上がってしまおうかとも考える。でもそれだと多分こいつの思うツボだ。俺が我慢出来なくなって先に立ち上がるだろうと予想して勝負をしかけてきたことは目に見えていた。

だから俺から降参するのは癪だ。それなら手っ取り早く、と―…トラファルガーに少し悪戯をした。



「〜〜っ!!狡いぞユースタス屋!」
「だって立ち上がらなきゃいんだろ?」

びくりと肩を揺らすと条件反射でソファから立ち上がったトラファルガーににやりと笑う。
確かにこいつは立ち上がったら負け、と言っただけであとは何も提示していない。それを指摘すると一瞬眉根を寄せたがすぐに首を振った。

「あんなのはナシだ!だからこの勝負もなし!」
「へぇ、まあ別にいいけどよ。負けたら逃げるってことかお前は」

にやにや笑ってそう言うとトラファルガーは今度こそ言葉に詰まったようで。プライドの高いこいつのことだからそれはそれで許せないんだろう。こういうときのトラファルガーは本当扱いやすい。

「…っ、なにすればいいんだよ」

きっ、とこちらを睨み付けると、自棄になったトラファルガーがそう口にする。それに、言ったな、と言ってにやりと笑うと明らかにトラファルガーの顔が引き攣ったのが分かった。









「……〜〜っ、これで満足かよ!」

顔を真っ赤にして叫ぶトラファルガーに口元を押さえて笑いを堪える。でも震える肩を怒ったように指摘されて、我慢出来ずに結局ベッドの上に倒れ込んだ。

「ふっ、ははは!くっ…お前それ…案外似合うな…っ」
「〜〜、笑うな馬鹿!もう脱ぐぞ!」

ベッドの上で腹を抱えていると頬を赤く染めたトラファルガーが服を脱ぎだそうとしたので、慌てて起き上がるとその腕を掴んで引き寄せる。笑われたせいか、眉間の皺は一層深く、でも恥ずかしいのか、頬は赤く色付いたまま。

「大丈夫、似合ってるし、カワイイから」
「なにが大丈夫だ!」

上目遣いでこちらを見つめてくる(本当は睨んでるんだろうけど)トラファルガーにそう言って笑うと、耳元に唇を寄せて。

「それで何すればいいか分かるよな?」
「…っ、知らない」
「嘘、お前いま絶対エロいこと考えただろ」
「考えてねぇよバーカ!」

口も悪けりゃ態度も悪いメイドに、あんまりそんな態度ばっか見せてるとお仕置きするぞ、と言えばびくりと肩を揺らして窺うようにこちらを見やる。それに再度同じ質問を問えば、トラファルガーは悔しそうにこくりと頷いた。

「じゃあ何すればいいか、言って」
「…ご奉仕、する」
「誰に?」
「…っ、ユースタス屋、に…」
「ご主人様、だろ」

そう指摘するとトラファルガーに変態と罵られたが気にしない。
耳元でいくつか言葉をぼそぼそと囁けばトラファルガーは顔真っ赤にしてこちらを睨み付けてきた。

「誰がそんなこと…!」
「言うこと何でも聞くんじゃなかったっけ」

そう言ってにやりと笑うとトラファルガーはまた言葉に詰まって俯く。それに早く言え、と催促すると漸く口を開いた。

「…っ、ご主人、様……ローに、ご奉仕…させて、くださ…」

スカートの裾をぎゅっと握りしめて、羞恥に赤く染まった頬と、恥ずかしくて顔も見れないのか、伏せられた瞳。唇からはちらりと舌が覗いて、こちらに視線を寄越した瞳には薄い涙の膜が張ってあった。
―こんな虐めたくなるような顔をするから。

その頬に手を滑らすと、くちゅりと耳に舌を這わす。
舐めて、と直接吹き込むようにして囁けば、トラファルガーはびくりと肩を揺らしてこくりと小さく頷いた。

カチャカチャとベルトを外すと、ジッパーを下ろす音。少し震える手で反応しだしたモノを取り出すと、トラファルガーは顔を赤くしてそれを見つめた。

「『ご主人様の大きい…』とか言わねェの?」
「誰が言うかっ」

その言葉に顔を赤くしたトラファルガーに下から睨み付けられる。
それに笑って頭を撫でると、トラファルガーは顔を赤くしたまま舌を出して先端をぺろりと舐めた。

ちゅ、ちゅく、と卑猥な音が聞こえる。
両手で俺のモノを握ると尖らせた舌先で先端から裏筋へと、とにかくまんべんなく舌を這わしていって、何故か咥えることはしない。最初にやらせたときはそれこそ焦らしているのかと思ったがどうやら違うらしい。いまいちやり方がまだよく分かっていないのか、俺が咥えろと言わないと咥えない。
何度やらせてみても慣れないのか、相変わらず拙い愛撫。こちらを見つめる瞳と視線を合わせて、口を開けろ、と。そう言えば、やっと口を開いて先端を口に含んだ。

「ん…っ、ふ…」

相変わらず恐る恐る、といった感じで口に含んだ先端を舐め上げる。ちろちろと舐めるような動作を繰り返しては、時折こちらを見つめて、視線が合うと慌ててそらした。

「もっと奥まで。咥えられんだろ?」
「ふ、んくっ…んん!」

もどかしい愛撫に堪えきれなくて頭を押さえるとさらに奥まで咥えさせる。苦しそうに寄せられた眉根に、瞳にはじわりと涙が浮かぶ。でももう止められなくて、手も使え、と言うと、トラファルガーはたどたどしい手つきで手を動かしながら必死に舌を這わしてきた。

「ん、ふっぅ…ん、ん…っ!」

だんだんと息苦しくなってきたのか、舐めたり吸ったり抜いたり、トラファルガーが必死になって愛撫してくれているのが分かる。それに視覚的要素も相俟って、そろそろ限界が近い。涙目で見上げてくるトラファルガーに、こくりと喉を鳴らした。

「っ…も、いい。…口離して、舌出せ」

押さえつけていた手を離すとトラファルガーは従順で、口を離すとちろりと赤い舌を覗かせる。ニ、三度自ら抜くとその舌に全て吐き出した。

「…ぁ、は…」
「飲んで」
「…ん」

少し眉根を寄せて、涙目で見上げてくるトラファルガー。舌の上に吐き出された精液がいやらしい。
トラファルガーはその舌を引っ込めるとこくりと喉を動かした。次に現れたときには白濁色はなく、きちんと全部飲み込んだことが見てとれた。

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