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(同棲パロ)
(アイスプレイ注意!)


普段からあまり食わないトラファルガーがさらに食わなくなり始めたので、とうとう夏バテがきたのかと思いきや、何のことはない。

「お前なぁ、そんなんばっか食ってんなよ」
「だって食いたいんだもん」

風呂上り、クーラーを効かせ過ぎじゃないかと思うほど冷えたリビングで、トラファルガーはソファに座りながらアイスを食っていた。俺の見る限りでは風呂に入る前も食っていたはず。
あまり飯を食わなくなった原因はこのアイス。一日に何個も食うからそれだけで腹一杯になるらしい。

「アイスは一日一個まで」
「異議あり。五個まで」
「だからそればっか食いすぎだっての」

今日はもう終わり、次からは一日一個まで。ただでさえ不摂生なのにぶっ倒れたりしてもらっても困るからな、とトラファルガーに言いつけると渋々と言った感じで頷かれた。



なのに、だ。

次の日。先に風呂に入ったトラファルガーに、風呂入ってくると告げてリビングを出る。その途中でやっぱり取引先にメールを返してから入ろうと思い直し、リビングに入ると。

「…ユ、スタス屋。早いな」
「何してんだお前」

ちょうどアイスの袋を開けたトラファルガーがいた。
風呂に入る前、やっぱりトラファルガーがアイスを食ってんのを俺は見た。一日一個まで。おい、昨日の約束はどこいった?

「さっき食ってただろ」
「実はアイス一日五個食わないと死んじゃう病なんだ、俺」
「アホか」

普段はそれなりに大人びているのに(子ども扱いをすると怒るし)、たまにどうしようもなく餓鬼っぽくなるときがある。それがこれ。アイスが食いたいと駄々を捏ねる。ってかお前そんなにアイス好きだったか?と聞けば夏季限定、と。

「大体ずるいぞユースタス屋。お前が大人しく風呂に入ってたら…」
「約束破りを責任転嫁か」

どことなく恨めしげに呟くトラファルガーはソファに座ると袋から取り出したアイスを口に含む。結局食うのかよお前。その俺の視線に気づいたのか、開けたら食わなきゃだろ、と当然だというようにアイスを舐めた。

トラファルガーはとことん暑さに弱く、特に夏が嫌いだ。今だって相変わらずクーラーをガンガンと効かせているのに身丈に合わないブカブカのTシャツ一枚。しかもソファの上で体育座りなんてしてくれてるもんだからこちらとしては非常に目に毒だ。見えそうで見えないギリギリのラインが。

「…?なにさっきからジロジロと…あ、」

一瞬眉根を寄せたトラファルガーがこちらを見やるがすぐに視線はそらされた。つつつ、と手首を伝って流れる白濁色。というと聞こえはあれだがただのバニラアイスだ。解けてしまったそれをトラファルガーが伏目がちにれろりと舐める。それにぷつんと何かが切れた。

「…っ!?ぅ、あ、なに…!」
「甘…」

トラファルガーの手首を掴むとアイスが伝う部分に自ら舌を這わす。唐突な出来事に面食らったような顔をされたが、それも甘いと俺が呟けば一気に赤く染まっていく。ほっとけばどんどん溶けてべたべたになっていくそれはもう一口サイズだ。ぱくりとそれに食いつくとそのままトラファルガーにキスをした。

「んぅ、んんっ!」

口内に一気に甘ったるい味が傾れ込み、それがトラファルガーの熱い舌と絡まりあってぐちゃぐちゃに溶けていく。こいつは赤い顔をしながら口内で溢れるそれをコクコクと飲み干すが、それでも飲み切れなかった甘い液体はその口端を伝って流れ落ちていった。冷たさと熱さと甘ったるさが入り混じった感覚の中で目尻に涙を浮かべて必死にキスに応えるトラファルガーに目を細める。

「ん、はぁ…っ、や、ぁ…」

唇を離すと唾液とアイスで濡れたトラファルガーの唇がいやらしく光る。それを尻目に溶けたアイスで塗れた右手を持ち上げるとゆっくりと指先に舌を這わした。

「ユ、スタ…っ、や、なに、して…っ」
「綺麗にしてる」

顔を赤くしたトラファルガーがぐいっと手を引こうとしたので逃がさないように強く掴む。ゆっくりと指全体に舌を這わして、そのあとに一本ずつ丁寧に咥えてやる。途中指の間にも舌を這わし、ぐりぐりと刺激してやればトラファルガーの体がびくりと跳ねた。こいつ指も弱いからな。

「は、ゃ…ユ、スタ屋…も、い、からぁ…」

泣きそうな顔をしながら首を振ったトラファルガーに素直に指を離してやる。そうするとじれったそうにもぞもぞと足を動かしたので、にやりと笑うと内腿を撫でた。

「指舐めただけで感じた訳?」
「んゃ、ちが…」
「違わないだろ?じゃあ何でここ、こんななってんだよ」
「ゃ…っ!」

シャツを掴むトラファルガーの腕を退けて捲り上げるとすっかり反応した自身が現れる。すでに先走りもだらだらといやらしく垂れ流していて溢れ出した蜜がなんとも卑猥。なぁ、何で?と耳元で囁くと同時に形を確かめるように指でなぞる。それにトラファルガーの腰がびくりと跳ねて、瞬時に顔が赤くなった。

「キスされて、指舐められて気持ちよくなってたんだろ」

じゃなきゃこんな風にならないよな、と含みを持たせて囁くとトラファルガーは俯いた。耳まで赤くして羞恥に耐える姿は何とも下半身にクる訳で。
ボスン、とソファにうつ伏せの状態で押し倒すと腰だけを高く上げさせる。この体勢はトラファルガーが一番恥ずかしがるポーズ。あ、でも一番は騎上位だったかもしれない。とにかく好きではないらしい。

「ゃ、ユ、スタ…ひゃぁ!?」

グイッと指をかけて両側に広げると、外気にさらされたそこはいやらしくヒクついていた。そこにれろりと舌を這わすとトラファルガーの体が大袈裟に揺れる。構わず腰を押さえつけて舌先を少し入れるとトラファルガーは首を振った。

「ひ、ゃあ…や、だ、なめ、な…」
「こら、動くなって」
「んぁ、や!」

くねくねと揺れ動くトラファルガーの尻を叱咤するように軽く叩く。びくりと体が揺れて、でもどこ甘ったるい色を含んだ嬌声が耳をつく。そういや痛くされんの好きなんだっけ。自分では絶対認めねェけどな。
尖らせた舌先を限界まで中に入れると、ぐるりと掻き回すように動かしたり、出し入れしてやったりする。そのたびに腰がびくりと跳ねて、トラファルガーは嫌だというように首を振ったが、正直な体はそれでは足りないというようにぎゅうぎゅうと中を締め付けていた。

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