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これの続き)


「ふっ、ゃだ…撮るな…っ」
「もう遅いって」

ベッドヘッドに寄りかかるようにして座ったトラファルガーは自分を守るみたいにしてぎゅっと両腕で体を抱きしめて俯いていた。俯いた顔は耳まで真っ赤で可愛いなと思う。でもそのままでは表情が撮れないので顎を掴むとその顔を上げさせた。

「俯いてたら顔撮れないだろ?」
「ふっざけんなこのバカスタス!」
「ふざけてねェよ。データ消したのは誰だ?」
「ぅ、だってそれはお前が…っ!」

キッとこちらを睨みつけると反論するように口を開いたトラファルガーの唇を塞ぐと、開いた隙間から舌を割り込ませる。ぎゃーぎゃーと煩く騒ぐので黙らせるためのキス。いつもなら縛ってやってるとこだけど、今日はやらせたいことがあるから縛りはしない。
携帯をとりあえずベッドの上に置いておくと後頭部を押さえてより深く口付ける。舌を合わせるとぴちゃぴちゃと音がして、逃げるように動くトラファルガーの舌を絡め取るといいように弄んだ。

「ん、ふ…ん、っ、は、ぁ…」

鼻にかかったような声が洩れて、飲み込みきれなかった唾液が口端を伝って落ちていく。弱い上顎を舐め上げてやればびくびくとトラファルガーの体が震えて。すすす、と背中をなぞって手を下におろすとズボンに手をかけた。軽くトラファルガーの腰を持ち上げて支えてやると下着ごと脱がしてやる。途中嫌がるようにぐいっと肩を押されたが強く舌に吸い付いてやればそれだけで甘い声を洩らしながらトラファルガーの抵抗はなくなってしまった。
押し返す腕が縋るようなものとなり、きゅっと力なく服を握る程度になったそれに最後に軽く吸い付いてから唇を離した。そうすればキスに弱いこいつはすでにとろんと蕩けていて。ちゅ、と涙の浮かぶ目尻にキスするとやっと大人しくなったトラファルガーからそっと離れて少し距離を取る。携帯を持つと長時間録画モードに設定して、と。

「ロー、こっち向いて。そんで脚開け」
「ん、ゃ…っ」
「いいから」

緩く首を振ったトラファルガーに窘めるように促すと脚をM字に立ててやる。嫌だとぎゅっとシーツを握っていたが、強めに声をかけてやればびくりと肩を揺らして。真っ赤な顔をしながら羞恥に震えてそろそろと脚を開いていく様子は下半身に大変優しくないものだった。

「もっと開けるだろ?」
「んんっ…やだ…」

中途半端なところでピタリと止めると泣きそうな顔をしながらこちらを見つめてくるトラファルガー。もちろんそんな顔しても駄目なものは駄目だ。言うこと聞かないならずっとこのままだぞ?と言えばトラファルガーはじわりと目尻に涙を溜めて俯くとゆっくりと限界まで脚を開いた。

「はっ…まだ触ってもいねェのにすっげドロドロ…」
「ふ、や、見る、なぁ…」
「やらしいなーお前…見られんのが好き?それとも撮られて興奮しての?」
「ゃっ、ちが…も、言うな、ゃだ…」

中心はもうすっかり反応していて、いやらしい液に塗れていた。カメラ越しにこちらを睨み付けるトラファルガーは余程恥ずかしいのか、今にも溢れそうなほど目に涙を溜めて羞恥に震えていた。その姿と相反する体は言葉で虐められて見つめられてこぷり、と先走りを垂らしている。そのギャップが堪らなくてぺろりと唇を舐めるとトラファルガーの手を掴んで勃ちあがった自身へと誘導してやった。

「ぁ、ユ、スタ、屋…?」
「自分でシてみ?こうやって」
「あっ、ゃだ、やっ…!」

トラファルガーの手にそっと俺の手を重ねて、上から握りこむようにして上下に動かしてやる。途端にトラファルガーは顔を赤くして嫌がったが、くちゅくちゅと抜き上げてやれば強張った体からも力が抜けていって。
自分の先走りで手をぐちゃぐちゃに汚しながら、それでもまだ恥ずかしいのか、ぎゅっと目を瞑って抜き上げるトラファルガーからそっと手を離す。ぴくりと動いた手を見咎めて、続けて、と囁けばそれが合図になったようで快楽に飲まれたように自ら手を動かした。

「あ、あっ、ゃだぁ…ふ、ぁっ、撮らな、で、」
「嫌だとか言って自分でシてんじゃん。撮られんのも興奮すんだろ?」
「ひっ、ぁ、ちがっ…んん、っ、だって、手が、ぁ…」
「止まんない?」
「ん、んっ…ふ、とま、な…」

ぐすぐす啜り泣くトラファルガーは恥ずかしそうに視線をそらしながら携帯から逃げるように腰をくねらせる。伏せた瞳からはぽろぽろと涙が零れていて、恥ずかしいというわりに止まらない手はいやらしくトラファルガーを追い詰めていた。

「な、俺がいない間もこうやって一人でシてんの?」
「っ、ふ、ゃ、してな…っ!」
「へェ…この間ローター取れなくなって泣いてたくせに」
「っ!ゃ、あ、ばか…わすれ、ろ…」
「嘘吐いた上に馬鹿はいただけねェな」
「あっ!?ん、ゃ、あっ、ひぅっ、ぁあっ!」

するりとトラファルガーの服を捲くると触ってくれと言わんばかりに赤く腫れた乳首を指先で抓む。クリクリと親指と人差し指で弄りながらぐいっと引っ張ってやったり爪で引っ掻いてやったりすればびくびくとトラファルガーの体が揺れて。びゅくりと呆気なく白濁が吐き出された。

「ぁ…あっ…」
「ロー、まだ誰もイっていいなんて言ってねェぞ?」
「ぁ、う…だって、ゆ、すた、がぁ…」
「お前が我慢できなかっただけだろ。…ならイけないように縛ってやろうか?」
「やっ!ゃだっ…ふ、ちゃ、と…がまん、す、からぁ…っ」

白濁に塗れたトラファルガーの自身を掴むとそっと耳元で囁く。縛られるのが大嫌いなこいつは必死で首を振ると眉根を下げて上目遣いに縛らないでと強請る。その瞳も涙に潤んでいて、その様子にこくりと息を呑んだ。
じゃあ次勝手にイったら縛るからな、と言ってやればトラファルガーはこくこくと頷いた。それがあまりに可愛くて無理矢理にでもイかせてやろうかなと考えたり。とりあえずボスンとトラファルガーをベッドに押し倒すとその足を掴んで胸元にくっつけるような体勢にさせた。

「ぁ…ゃだ、ふっ、きっど…ゃ、これ、はずかし…」
「いーからちゃんと大人しくしてろよ…っと」
「や、…ゃだぁっ!ぁ、これ、これ、っ…」
「こら、暴れんなって」

一度胸元まで持っていき、宙に浮いた足首を掴むとそのまま頭の方まで持っていって腰が浮くような体勢にしてやる。そうすると自ずと眼前に全て曝け出されていって…あれだな、なんとか返しってやつ。
ばたばた暴れるトラファルガーに大人しくしてろよ、と再度声を掛けるとその姿を上から下までじっくりと撮ってやる。途中、トラファルガーは暴れる代わりに両手で顔を覆ってしまい、でもそれも何だかいただけなくて。

「ロー、ちゃんと顔見せろ」
「やっ…」

ふるふる首を振ったトラファルガーの腕を掴むと無理矢理に外させる。そこには今にも泣き出しそうに眉根を寄せたトラファルガーがいた。いつまで経っても慣れない初々しいその姿と異なる体はやはりいやらしく、今こうして見られているだけなのにまた勃ちあがってはこぷ、と先走りを溢していた。

「ほんと、お前やらしい体してるよなー…」
「ふっ、ゃだぁ…とらな、で…」
「そんな顔しても逆効果だって。…はっ、すげ…後ろヒクヒクしてる…」
「あっ!ひっ、も、ゃ…っふ…」

携帯を後孔へと近づければトラファルガーは顔を真っ赤にしながらいやいやと首を振った。ぽろぽろと羞恥に堪え切れなかったように涙が溢れていて、それをそっと舐め取ってやると蠢くそこに指を這わせた。少し押せばぐぷ、といとも簡単に飲み込まれていってしまう。その様子も全て収めながら、ゆっくり指を入れると根元まで飲み込んだそれを引き抜いて出し入れを繰り返す。

「いつもこうやって俺の飲み込んでんだぜ。ほら、すげェ吸い付いてくる…」
「ゃだ、あっ、みたく、な…っ」
「駄目。ちゃんと見てみ?もう二本も入ってるぞ?」
「ぁ、ひぅ…ぁ、あっ、ゃあっ、んん!」

入れた指でトラファルガーの中を軽く揺すると無理矢理に意識をこちらへと集中させる。視線をしっかり絡めて、見たくないのに目が離せないといったようなトラファルガーの顔ににやりと笑った。その点体は正直で、ぎゅうぎゅうと指を締め付けては普段と違うその状況にいやらしく先走りを溢している。顔を真っ赤にしてシーツを握り締めるトラファルガーに見せ付けるように三本に増やした指をばらばらに回すように掻き混ぜてやった。

「お前のここさ、絶対勝手に濡れるようになったよな」
「ふぁ、あっ、ゃ、そ、なこと、な、っ…んぁ、あ!」
「ふーん、じゃあ聞かせてやろうか?」
「あっ、ゃだ、ゃ…あぁあっ!」

掻き回していた指を前立腺へとピンポイントな刺激に変えれば、ぐちゅ、ぐちゃ、と途端粘着質な音が響く。それにトラファルガーは必死で首を振るとぎゅっと強くシーツを握り締めた。聞こえてくる音にか、快楽にか、眉根を寄せてぽろぽろと涙を溢すトラファルガーは可愛くて。体勢もあってか指で責め易く、そのまま前立腺を集中的に突き上げてやる。

「ひぁあ、やぁ、まって、ま…っ、ぁあ、いっちゃ…っ!」
「我慢できるんだったろ?」
「ひぅ、や、だめ、だめぇっ…ぁ、がま、できな…ひああっ、あぁ!」

もちろん我慢なんて出来ないのは分かりきっていたが。ぐっと強く押し潰してやればそれでトラファルガーは大きく体を揺らしながら果ててしまった。
びゅくりと飛び散った精液がトラファルガーの顔にかかって、とろりと頬を伝い流れ落ちる様のいやらしさと言ったら。余韻にびくびく震える脚をベッドに下ろしてやるとそのいやらしい顔と震える体を携帯に収めていく。

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