50000hitリクエスト | ナノ



「じゃあローが舐めて濡らしてよ」
「ゃっ、な、で…」
「ローション切らしたから。濡らさないと痛ェだろ?」

別に嫌ならいいけど痛いのはお前だぞ?と狡い言い方をして促すようにバイブを唇に宛がうとおずおずと言ったようにトラファルガーの唇が開かれる。赤い舌がちろりと覗いて、その様子にずくりと下腹部に重い熱を感じながら開かれたそこに半分ほど押し込んだ。
それに少し苦しそうな顔をしながら、それでも一生懸命ぴちゃぴちゃと舐める様に息を詰める。まるで自分のモノをフェラされているみたいで、ぞくりと背筋が震えた。

「ん、むっ…ん、ぅ…」

きゅっとシーツを握りながら伏し目がちにバイブを舐めるトラファルガーは突き刺さる視線に恥ずかしそうに頬を染めていた。その様子がまた堪らなくて、早く挿れて思う存分突き上げたい衝動に駆られる。それを何とか堪えると、そろそろいいかと引き抜いてぐちゃぐちゃに解れたそこにそっと宛がった。

「ぁ、あ…きっど…」
「挿れるぞ?」
「っ!あ、ゃっ、まって…!」
「だから一回だけだって」
「ふ、ちが…やっぱ…そ、なの、はいんな…」

恥ずかしそうに顔を伏せてトラファルガーはふるふると首を振るとそう言った。その言葉に、これが?とバイブに視線を寄越すとちらりとトラファルガーもそれを見つめて、でもすぐに視線をそらすと赤くなりながら小さく頷いた。こんなの入んないってじゃあお前俺のモンはこのバイブより小さいってことか?んな訳ねェだろ。

「お前さぁ…いつもここに俺の咥え込んでんだろ?全部」
「ひぁ…っ!」

呆れたように呟くと解れきった後孔を指でなぞる。ヒクヒクと蠢く敏感な部位へのもどかしい刺激にトラファルガーはびくりと腰を震わせた。そうして指を離すと今度はその代わりにバイブを宛がって一気に奥まで突き入れた。

「ひっ、ぁああ!」
「ほら、簡単に入った」

まあ慣らしたんだから当たり前だけど。俺のが入るんだから入るに決まってんだろうが、とびくびく震えるトラファルガーと根元まで咥え込まれたバイブを見てそう思う。だからその手を掴むとバイブの入った結合部を確かめるように触れさせた。

「全部咥え込んでんのが分かるだろ?」
「ふ、やぁ…っ!」

結合部をなぞらせバイブを軽く揺らしてやると、トラファルガーは羞恥に頬を赤く染めて首を振るとぽろぽろと涙を溢した。まだ挿れただけなのにな、と思いながらその涙を舐めとって。これスイッチ入れたらどうなんだろうかと荒い息をしながら縋りつくトラファルガーの背を一撫ですると、予告もなしにカチリとスイッチを入れた。

「あっ?!ゃあ、まっ、ひぁあ!」

最初はきついだろうから弱からにしてやるか、と思ってのことだったがトラファルガーは予想以上に敏感だった。あるいはしつこく中を弄りすぎたのかもしれない。とにかくトラファルガーはスイッチを入れた途端びくりと大袈裟に体を揺らしてぎゅっと強く抱きついてきた。

「ふぁ、あぁっ!ひっ、きっど、きっ…んぁあ!」
「すげ…そんな気持ちいい?これ」
「ひっゃ、うごかさな…〜〜っ!」

あまりのトラファルガーの乱れ様にこくりと息を飲むとバイブを掴んで軽く突き上げてやる。それだけでも堪らないらしく、トラファルガーはびくびくと体を揺らすと声も出せずに達してしまった。
それにスイッチを止めることもせずにいれば余韻に浸る暇もなく襲い来る快楽にぼろぼろと涙を流していて、その姿が可愛くて堪らない。

「あっ、な、でぇ…っ!ふぁ、いっか、って…!」
「挿れて抜くまで、で一回だろ?」

どうやらトラファルガーは一回イったら終わり、だと思っていたらしいが勘違いも甚だしい。こんな機会は滅多にないんだ、一回イって終わりだけなんて勿体ないだろ。
俺が満足したら抜いてやる、とそう言って口端をつり上げるとトラファルガーの目尻に新しい涙が浮かぶ。イったばかりの中を容赦なく抉られて、泣きながら首を振る様は辛そうであるが同時に俺の加虐心を満たしていくもんだから止められない。目尻に浮かんだその涙を舐めとりながら快楽に飲まれていくトラファルガーをじっと見つめた。

「あっ、あぁ!や、きっど、ひっ、ゃあっ!」
「やじゃないだろ?気持ちいいくせに」
「ひっ、ん…だっ…て…あっ、ぁあっ!だめぇ、きっど…っ!」
「またイきそ?」
「ふっ、ぅん…ひぁ、いっちゃ…――っ!」

ぼそりと耳元で囁いてやればこくこくと頷かれて、それにバイブを掴んで揺すってやるとびくびくっとトラファルガーは腰を震わせながら再度絶頂へと達してしまった。それでも止まることのない刺激に泣きながら首を振って。その様子に口端をつり上げながらバイブのスイッチにそっと触れた。

「これ、まだ弱なんだけど」
「あ、や…っ!」
「強にしたらどうなんの?」

壊れたりしてな、と笑いながら囁いてやるとトラファルガーは目一杯涙を溜めて首を振る。きっどぉ…と懇願するように呟かれて、だからそういう態度が、とは思ったが何も言わずに、その代わりカチリ、と。弱から強へスイッチを変えた。

「あ゛っ、〜〜〜っ!!」

びゅくり、とシーツの上に吐き出された精液はすでに薄い。
強へと変えた瞬間声もなくイってしまって、余程気持ちいいのか何なのか。びくっびくっと小刻みに震えるトラファルガーにバイブを軽く揺さぶって飛びそうな意識を無理矢理こちらに向かせると目を見開いてぼろぼろと涙を溢した。

「っ、は、ぁあ!?やっ、ゃ、あっぁ、ひっ…!」
「…エロ」
「んっ、ぁ、あっ!ゃだぁっ…いっちゃ、いっ…ひぁああ!」
「イきっぱなしじゃん…そんなにいい?これ」
「あ゛っ!ひっ、だめ、だめぇ…ぁああ、ゃら、や…〜〜っ!」

軽く揺さぶっただけで達してしまったトラファルガーの耳元でぼそりと呟くと違う、聞きたくないと言うように首を振られて。それにバイブをギリギリまで引き抜いて一気に奥まで突き入れてやる。びくっと晒された首筋に柔く噛みついて何度も抜き差しを繰り返してやれば大きく腰が揺れてどうやらまた達したらしい。さすがにイきすぎな気もするが、とまんない、と泣きながら縋りつかれてしまえばそんな気も失せてしまう。

「あ、はっぁ!きっどぉ、おねが…ひっ、も、ゃあっ!」
「何で?気持ちいいだろ?」
「ぅ、ふぇ、ひっ、く、こわれちゃ、よぉ…!」
「ん、いいぜ?そっちの方がお前もっとやらしくなるもんな?」
「ふ、ゃら、あ…っ、ぁあ、ひっあ!そこ…ぁ、ゃだ、ゃだあっ!」
「ここだろ?」
「あ゛っ、〜〜っ!ひぁ、きっど、も、だめぇ…」

一体何度目か、申し訳程度に吐き出された薄い精液がシーツをぐちゃぐちゃに汚す。
赤く染まったのは頬だけではなくて、与えられる快楽に体がほんのりと赤く熱っている様もまた堪らない。ぼろぼろと涙が頬を伝う様も切なげに眉根を下げる様も縋りつく腕も耳元で響く声も何もかもが堪らなく可愛い。何回でもイかせてやりたい。ちゅっと目尻にキスをするとびくびく震えるトラファルガーの体を抱き締めてさらにバイブで前立腺を抉るように刺激した。

「あっ、あぁっ!ゃ、ゃら、ほ、とに…ひっ、へん、なるぅ…っ、〜〜!」
「はっ、かわいー…。ロー」
「ひっ、ぁ?!ぁ、きっどぉ、やっ、こわぃ…っ!」
「気持ちよすぎて?」
「んっ、ぅ、わか、な…っ!あぁ、ゃっ、とま、な、よぉ!」

ガクガクと腰を揺らして絶頂を迎えるとまたすぐに訪れる絶頂にトラファルガーは目を見開いて震えていた。いや、なんで?と泣きながら縋りつくこいつは自分の体についていけていないらしい。絶えず絶頂を迎えるいやらしい体はすでにかなり敏感になっていた。
こんな風に。

「ロー…」
「っ?!ぁ、っ!!」

びくびくっと揺れた体に笑みを浮かべると困惑の色を浮かべる瞳にそっと口付ける。耳元で低く名前を呼んでそっと耳朶を甘噛みしてやればこいつはそれだけで体を揺らして絶頂に達した。些細な刺激でも敏感になりすぎているトラファルガーには堪らないらしい。ちゅっと唇に触れるだけのキスを落とすと、挿れたときと同じように何の前触れもなくバイブを引き抜いた。

「ひっ、ぁ…はっ、は…」

スイッチを切って適当に放っておくとぐったりと俺に寄りかかって荒く息をするトラファルガーの背を撫でて抱き締める。顳にそっと口付けるとトラファルガーの腰を軽く持ち上げてぐちゃぐちゃになったそこに今度はバイブの代わりに自身を突き入れた。

「ひっ、〜〜っ!!」

ズプズプと簡単に入り込んでしまったそこは先程までバイブを挿れていたとは感じさせないほどの強い締め付けで。ぎゅうぎゅうと食い千切られそうなそこに眉根を寄せるとトラファルガーの腰を掴んで律動を開始する。

「あっ、ひぁっ、ぁあ!や、まっ、まって…!」
「っ、待てねェよ」
「あっ、ぁああ!っ、ふぇ、ぁ、あ…っ!」

逃げるように動く腰を掴んで前立腺を集中的に責め立てる。やだ、まって、と泣きながら縋りつくトラファルガーに触れるだけのキスをしてさらに激しく打ち付けてやると全て矯声に変わってしまった。まだまだこれからな、と耳元で囁くとぽろりと新しい涙を溢したトラファルガーの目尻にそっと口付けた。






企画参加してくださった瑠雨様に捧げます!
何とも大変なことにお前これ別に鬼畜じゃなくね?というお話になってしまいました…。とりあえず玩具使っていいよ!とのことで使わせて頂きましたが…何かいつも通りだよね、みたいな感じに…。もっと別の玩具にすればよかったかな…精進します。
こんなので宜しければどうぞ!リク有難うございました!





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