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「きっどぉ…」
「ん?」
「っぁ、おれの…ぐちゃぐちゃな、ここに…いれて…っ」

羞恥よりも体の疼きが勝ってしまった。恥ずかしくて耳まで赤くなっているだろう顔を隠すように俯きながら小さく言葉を紡ぐ。
でも、言い終わったあと、すぐにはユースタス屋の反応がなくて、ちらりと窺うように顔を上げると。

「…よく出来ました」
「っ、あ、〜〜〜!!」

ぼそりと耳元で低く甘く囁かれて、ぐちゅん、と一気に突き上げられる。あまりの刺激に目を見開いて体を震わせるしかなくて、でもユースタス屋はそんな俺を気にもせず強く突き上げてきたから本当に頭が真っ白になった。

「あっぁあ!や、まって、ひっあぁ!」

ぐんぐん奥を突かれて涙腺が壊れたみたいに涙が頬を伝う。気持ちいいけど気持ちよすぎて何も考えられなくて恐い。だから必死にユースタス屋の名前を呼びながらしがみついていたらぎゅっと強く抱き締められ安心させるように頬にキスをされた。

「はっ、あ!きっど、ゃ、も、いく、いっちゃ…!」
「もう?早くね?」
「ゃ、だって、ゃだぁ…がま、できな…ぁああっ!」
「はっ…いいぜ、イけよ」

ロー、と耳元で名前を呼ばれて耳朶を甘噛みされて我慢なんて出来る訳ない。焦らされた体は呆気なく絶頂を迎えて、ユースタス屋にぐったりと寄りかかった。荒く息を吐く俺の背を優しく撫でながら額にキスを落とす。
ずるり、と不意に中かから引き抜かれて俺は眉根を下げるとユースタス屋を見つめた。

「ゃ、だ…な、で、ぬく…っ」
「こんなとこにいつまでもいたら風邪引くだろ?」

続きはベッドに戻ってからな、と俺を抱き上げたユースタス屋に頭を擦り付ける。はやく、と今度は違うことを急かす俺に、注文が多いお姫様で、と笑うと唇に触れるだけのキスをしてくれた。
だってまだ体が疼く。まだまだもっとユースタス屋がほしいから。




ベッドに優しく寝かされてキスされてそのまま正常位で一回した。でもそれでも足りなくて、本当に俺の体はおかしくなったんじゃないかと思わず泣いたらユースタス屋が優しく宥めてくれた。変じゃねェよ、おかしくなってねェから、と唇に啄むようにキスされて。
俺の言う通りにすれば直るから、と言われてどうにかしてほしくてユースタス屋に縋りついた。ユースタス屋がとても意地悪く笑っているのも気づかずに。


「騎上位…出来るよな?」

それで自分の好きなように動かしてみろと言われて、頬が熱くなるのを感じながらもおずおずとユースタス屋の上に跨がった。
ユースタス屋の熱い塊を全て奥まで飲み込んで、眉根を下げると、動いてみ?とユースタス屋に下から軽く腰を揺さぶられる。それに従うようにして腰を動かした。

「んっ、ぁあ、ひっぁ…きっどぉ…っ!」

ユースタス屋の腹の上に手をついて、ぐちゅぐちゅと腰を動かす。下ろす瞬間に下から強くユースタス屋が突き上げてくれて頭が真っ白になった。それでもどうにかこうにかへたりこまないように力を入れて腰を動かす。

「ここ、とか気持ちいいだろ?」
「ひっあ?!あっあ、だめぇ、そこ…っ!」

いきなり位置を変えられて、前立腺を責め立てるポイントに固定されてしまうと突き下ろす度にどうしようもなく気持ちよくてふるふると首を振った。だらしなく開いた唇からは唾液が顎を伝っていて、俺の顔は涙や汗でひどいことになっているんじゃないかと霞がかった頭でぼんやり思う。

「んぁあ!あ、いっちゃ…きっどぉ、いっちゃ、よ…!」
「かわい、ロー…いっぱいイっていいぜ?」
「ひっあ、だめ、だ、ぁっああぁ!」

下から勢いよく突き上げられてびくびくと体が震える。仰け反って崩れ落ちそうな体をユースタス屋が支えてくれて、体が震えてイっている間も下から激しく突き上げられた。

「あぁーっ!あっ、あっ、ゃら、やっ…〜〜!」

びゅくびゅくと精液を吐き出す自身も握られて強く上下に抜かれて何が何だか分からない。イっている間もユースタス屋が激しく刺激を与えてくるからいつまでも絶頂が続くような訳の分からない感覚に捕らわれて、ぼろぼろと涙が溢れた。

「あっ、あ、ゃっ、やぁ!きっ、どぉ…おねが、も…ひぁあ!」
「もっと激しくしてほしいって?」
「やっ、ちが…――っ!!」

ぐりぐりと先端を弄られて奥を突かれてもう堪えられなかった。がくっと腕が折れてユースタス屋の上に倒れ込む。ユースタス屋はそんな俺の背を撫でながらゆっくりと起き上がって向かい合う体勢にすると、目尻の涙を拭ってくれた。

「はっ、ぁ…やっ!?」

目尻から始まって、額や頬など顔中に降り注ぐキスに甘んじていたら、不意にぐちゅりと腰を揺すられて目を見開く。まだ足りないんだろ?と耳元で囁かれて必死で首を横に振った。

「きっどぉ…もう…っ」
「分かってるって。いっぱいイかせてやるって言ったもんな?」
「やっ、な…ちが、ぁあ!も、うごく、なぁ…!」

にやりと意地悪く笑ったユースタス屋に検討違いのことを呟かれて首を振って否定するも動き出されてしまえばもう遅い。バカスタス、と出来る限りの睨み付けると、そんな風にできんのも今の内だぜ?と耳元で囁かれて赤くなる顔に唇を噛み締めた。




行為が終わったのは空が白み始めた、というかもう大分明るい時分だった。俺はそのあと丸々二日間、歳でもないのに重たい腰痛に悩まされたので三日間ユースタス屋と口を聞かないことにした。でも一日目でユースタス屋が土下座してきたから結局出来なかったけど。じゃあ仲直りの、とまで言いかけたユースタス屋を殴り付ける。全く学習能力のない大人だと思った。



「またあのローション使おーかな…あれ塗ったまま放置プレイとか」
「ユースタス屋?なんか言った?」
「いーや、何も」
「(なんか今すごい嫌な予感がした…!)」






企画参加してくださった理々様に捧げます!
お題の続きとの事で楽しく書かせて頂きました!それにしてもキッドは媚薬入りローションがいたく気に入ったようで(笑)
個人的には珍しく強請るローが書けてよかったです。そして結局何をしても甘々バカップルな二人でした。
リク有難うございました!





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