50000hitリクエスト | ナノ



「ゆーすた、屋の意地悪…ばかすたす…!」
「だからちょっとしたら戻ってくるからそれまでこれで遊んでろって」

そのまま放置されるよりマシだろ?とバイブを取り出すと先程まで俺のが入っていたその場所に宛がう。こんだけぐちゃぐちゃなら濡らさなくても平気だろうという俺の読みは当たったらしくズブズブと呆気なく飲み込まれていった。

「んぁっ、ゃだぁ…ふ、ゆ、すた…ゆ、すた、や、じゃないと、ゃっ…」
「あーはいはい可愛い可愛い。ついでにこれもつけといてやるよ」
「ふ、やっぁ…」

ぼろぼろ涙を流して必死に俺を見つめるトラファルガーの目尻にちゅっとキスをする。うん、こういうトラファルガーは可愛い。大人しく泣きながら俺を求めて縋りつくトラファルガーは嫌いじゃない。
だから宥めるようにその涙を舐めとると今度はバイブと同時に取り出したローターを掴む。どこにつけようか少し迷って乳首にしようかと思ったが…まあいい、乳首にもつけてしまえばいいんだ。そう思ってテープを取り出すと乳首の上に置いたローターごと貼り付けて動かないように固定。両方ともそうしてやって、そうすると三個あったローターの一つが残る。
この時点でもうトラファルガーは嫌々と啜り泣いていたのだけれどどうせなら全部使いたい。ちょっときついかな、と思いながらもコンドームを取り出すと緩く勃ち上がった自身を掴んでその先端にローターを宛てると上からゴムを被せて固定してやった。ついでにその上からも縛ってやってイけないようにしてやる。あ、やべェこれ壊れるかも。
ま、いいか。

「あ、あ…ゆ、すた…」
「あんま大声出すなよ?誰か来るかもしんねェから」
「やっ!ゃだ、ぁ、あっ、ふっ、とってぇ…」
「駄目。お前それで遊んでもらってちょっとは反省してろ」

次来たときにはちゃんと抱いてやる、と額にキスを落とすとリモコンのスイッチを全部に強にして適当に投げ捨てた。

「ひっぁああ!や、ゆ、すた、ゆ、すた、やぁ!」
「じゃあな、ロー。いいこにして待ってろよ」
「あっ、ゃだぁ!まって、ま…ぁああっ!」

声は抑えろって言ったはずなんだけどな、と泣き叫ぶトラファルガーを尻目に笑いながら部屋を出る。ま、別に誰も近付かないからいいだろう。第一聞えたって特に支障はない。
さて、少し寝るかと欠伸をすると後のトラファルガーを想像してにやりと笑った。




「…あ、やべ」

ぱちりと目を開ける。何にでも使えるようにと一つある空き部屋にはちょうどいいことにベッドもあったので俺はそこで寝ていた。それでまあ一時間かそこらで起きるつもりだったんだがどう考えても外が暗い。確かあれは昼頃の出来事な訳で…今何時だ?
どうやら大分寝過ごしてしまったらしい。トラファルガーぶっとんでるかもなと思いながらベッドから起き上がると伸びをする。さて、どうなってんのか楽しみだ、と思いながらにやりと笑うと自室に向かった。



がちゃり、とドアを開けると瞬間噎せかえるような淫靡な空気が鼻をつく。それに伴って小さく聞こえるバイブ音と暴れたのかぐちゃぐちゃに乱れたシーツの上で喘ぐトラファルガー。

「ふぇ…っ、ひっ、ぁ、あ゛!」

どうやら俺が入ってきたことには気付いていないらしい。びくびくと体を断続的に揺らしながら少し掠れた声で喘ぐトラファルガーは一体何度イったのだろうか。もちろんイけないように縛ってあるわけで、それに苦しそうに眉根を寄せながらぼろぼろ涙を溢すトラファルガーにぞくりと背筋が震えた。

「ロー」
「ふっ、ぁあ、き、きっどぉ…!」

ベッドまで近寄るとそっと名前を囁く。そうすれば弾かれたようにトラファルガーがこちらを見て、俺の名前を呼びながらぼろぼろ涙を溢した。そんな目尻に口づけて涙を拭うとそっと囁く。

「辛いか?」
「んっ、ぅん…!や、も、いきた…っ!」
「イきたい?もう散々イっただろ?」
「ふ、ちが、ち…ひっぁあ!やぁ、だしたぃ…も、おかし、なちゃ…ふぇ…っ」

きっどぉ…と縋るように名前を呼ばれてその唇に軽く口づける。そうして痛いほど腫れ上がったトラファルガーの自身にそっと触れると悪戯にゴムの上からローターで刺激されている先端を押してやった。

「ひあっ、〜〜〜っ!!」
「イけたか?」
「ゃらあっ!やめ、――っ!!」

もちろんそういう意味でイきたいと言っている訳ではないと百も承知だがこんな可愛い姿を見せつけて悪戯しない訳にはいかないだろう。ぐりぐりとローターの上から捏ねるように押し潰してやれば最早声も出ないのか、腰がびくびく揺れるだけ。

「ひっ、く、…ふぇ、ぇ…」
「…ロー、泣くな。今ちゃんとイかせてやるから」

強い快楽に堪えきれず、とうとう本気で泣き出してしまったトラファルガー。泣き喚くこいつを見るのは好きだが本気で泣かれるのは好きじゃない。結局こいつな甘いなと思いながらゴムの上からしていた戒めを解いてやる。続いてゴムも外してやればローターもシーツの上に転げ落ちて。

「ひっ、ぁああ…っ!」


やっと味わうことの出来た絶頂にトラファルガーは体を震わせる。それでも馬鹿みたいに塞き止められていたせいでその勢いはあまりなく、代わりにどろどろとした濃い精液が流れ落ちるだけ。
体を小刻みに震わせながら絶頂に浸るトラファルガーは、顔を真っ赤にして泣きながら喘いでいるわけで。何というか、さっき確実に押し殺したはずの欲求が再び頭を擡げ始めてしまう。つまり、見てて虐めたくる。

「ぁあ?!や、だめ、きっ…ひぁあ!ゃあっ!」

シーツの上に落ちたローターを拾い上げるとどくどく精液を吐き出す先端に再度押し当てる。敏感なそこを責められ、トラファルガーはびくんっと体を揺らすと必死に首を振った。もちろんそれで止めるはずもなく、ローターで先端をぐりぐりと弄りながら自身も抜き上げてやった。

「やぁっ!ごめ、ごめ、なさ…っひ、も、ゆ、してぇ…!」
「ん?ローは何にも悪いことしてねェだろ?」
「ぁ、やらぁっ、きっどぉ!ふっ、な、でも、いうこと、きく、からぁ…」
「かわいーなお前。何でも俺の言うこときいてくれんの?」
「ふっ、ん、ぅん…!」

余程限界だったのだろう、瞳に涙を一杯溜めてこくこく頷くトラファルガーの可愛さにくすりと笑みが溢れる。やっぱり素直なこいつは最高に可愛い。
ちゅっと額にキスするとそろそろちゃんとイかせてやるか、とローターを離すと握った自身を上下に抜き上げた。

「あっ、やだ、やっ、きっどぉ…!」
「いいから。イきたいだろ?ほら、」

時間をかけてイくということは絶頂の瞬間味わう快楽をその分身に受けなきゃいけない訳で、きっとそれは今のトラファルガーには大分辛い。だから緩く刺激して早めに出し切れるよう手伝ってやる。びくびくと震えながら吐き出すトラファルガーに最後の残滓までも全て吐き出させてやった。



「んっ、はぁ…は…」

バイブのスイッチもローターのスイッチも切るとなるべく刺激しないよう外してやる。その度にトラファルガーは体を震わせながら甘い声を出した。

「乳首すげ…女より感じやすくなってんじゃね?これ」
「ひゃあっ…!あ、だめ、つま、じゃ…」
「ローこうされるの好きだろ?」
「あぁっ、ゃあ!」

乳首のローターを外してみればそこは真っ赤に熟れていて、痛いほど尖ってはその存在を主張していた。ぷくりと充血したそこは少しでも触れると駄目なのか、トラファルガーはふるふると首を振って身を捩る。それを気にせずきゅっと抓んでコリコリと押し潰してやればトラファルガーは泣きながら逃げるように身を捩った。

「きっど、きっどぉ…!」
「んー…?」
「ひぁあ、ゃあっ、すっちゃ、やぁ!」
「こうされるの好きだろ?もっと強い方がいい?」
「っ、あ゛…〜〜っ!」

もう片方には唇を寄せて、強く吸い付けばトラファルガーの腰がびくびく跳ねる。指先で抓んで捏ねて弄り回しながら、吸い付いたそこを舌で舐め上げ緩く噛んだ。見開かれ両目からはぼろぼろ涙が流れていて、唇を離すとその涙を拭った。

「ひっ、はっ、はぁ…!」
「あれ?もしかしてお前あれだけでイった?」

荒く呼吸をするトラファルガーを改めて見やれば薄く白濁が吐き出されて、それをなぞればそれだけでびくっとトラファルガーの体が跳ねる。やけに敏感になったものだなと笑うとその耳に唇を寄せた。

「駄目だろ、勝手にイったら」
「ふ、ぇ…ごめ、なさぁ…」
「次またイったらお仕置きだからな?ローはいいこだからちゃんと我慢出来るよな?」
「ん、ふっ…でき、る…」
「いいこ」

素直にこくこく頷いたトラファルガーの額にキスをすると今まで縛っていた両腕を解放してやる。快楽に堪えきれず暴れたのか知らないが少し擦れて赤くなっていて、その腕にちゅっとキスを落とした。そうすれば自由になったその両手がおずおずといったように背中に回されて。その体を抱き締めると唇に啄むようにキスを落とした。
それじゃあ約束通りにお前を抱いて、俺の言うことをきいてもらおうじゃないか。






企画参加してくださった匿名様に捧げます!
とっても楽しかったです…!ビッチローとかあまり書かないんですが今回書かせていただいてとても書きやすいことに気が付きました!
あとはキッドをそれなりに鬼畜にできてよかったなぁと。いつも結局優しくなってしまうので、後半も口調は優しいけどヤってることはドSを目指しましたが…何とも…。
リク有難うございました!こんなので宜しければどうぞ!




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