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 愛したあの子はとっても甘い×××味

「ロー、分かったぞ」
「なんて言ってた?すぐ治る?」

そわそわと落ち着かな気な顔をしていたローは、俺が電話を切るとすぐに顔を上げた。縋るように見つめてくるローを安心させるように頬を撫でる。ベッドヘッドに寄り掛かると、その体を引き寄せて後ろから抱き締めた。

「すぐ治るぞ。病気でもない」
「ホント!?」

振り向いたローがほっとしたような顔をする。その姿に水を差すようで悪いなと苦笑しつつもするするとローの服を捲り上げた。

「ユースタス屋…?」
「ただな、ほっといても治らないらしい」
「え、じゃあ…」
「全部出切るまで搾ってやらないと駄目なんだと」

電話口で伝えられた内容を簡潔に伝えると、ぱちりとこちらを向いたローが瞬きする。そして逃げ出そうとした体をがっちり押さえ込んだ。

「やだやだやだ!離せ!!」
「駄目だって。ちゃんと搾んないと病気になるらしいし」
「いやだ!大体なんで、俺オスなのに…!」
「オスだろうがメスだろうがそういう体になってるんだ、仕方ないだろ」

電話をして話を聞いて、漸く理解できた。『牛』が裏でしか取引されていない理由。
表の愛玩動物を確かに性欲処理のように扱う奴もいるが、基本的に広く一般大衆に飼われている物だからそんなマニアックな性質は持っていない。『牛』はいわゆる悪趣味な金持ちたちの目を楽しませる物として開発されたのだろう。搾乳というオプションが、オスでもメスでも付いてるってところが特に。

「やだ、ユースタス屋ぁ!」
「我儘言うなって」
「離せ…!」
「ロー」

じたばた暴れるローの腰を押さえつけ、窘めるように耳元で囁く。そうすればびくりと体を揺らし、我儘だとは言っても結局俺に従順なこいつはシュンとした様子で俯いた。

「今やらないで病気になったらもっと酷いんだぞ?」
「…だって…触られると、変、だし…」
「大丈夫だから」

確かにえらく感度はよかった。それもこの行為を楽しむための一つの要素なんだろう。俺が言えた義理ではないが全く悪趣味なことだ。

恐がるローの顳に宥めるようにキスを落とすと、腫れた胸を軽く揉む。それだけでびくびくと体を揺らし、身を捩るローを押さえつけて構わず弄った。

「ふぁあっ、あ…ユースタ、やぁっ…!」
「我慢しろ」
「ひっ、あぁあ!やっ、そこ、そこぉっ…」
「ロー、手離せ。弄りにくい」
「あっぁ、だって、ぇ…ひ、んんーっ!」

遮るように俺の手に手を重ねるローに軽く振って引き離すと、真っ赤に腫れている乳首を根元から抓む。ぎゅっぎゅっと押してやれば、びゅくっと断続的に出るミルク。矯声を上げて善がるローの顔はすっかり蕩けていて、ミルクが出るたびに一段と体が跳ねていく。射精と同じようなもんなのかと濡れていくシーツを見ながら勝手に思った。

「ふぁ…ゆ、すたっ…も、ゃだあ…」
「まだ始めたばっかだろ?腫れも引いてねェし」
「やだっ、はやく…!」

相当つらいのか知らないが、ぼろぼろ涙を流しながら見上げてくるローに少し困った。つらいと思うことはやめてやりたいが、こればかりはどうにも途中で投げ出せない。かといって一度の刺激で大量に出るわけでもない。その代わり引っ張ったりするだけで簡単に出てくれるけど。
とりあえず休み休みやる方が長引いてつらいかもしれない。やるなら止めないでさっさと終わらせる方がいいだろう。

「すぐ終わらせるようにするから、ローも我慢しろよ?」
「んっ、あぁ!ひっぱ、な、で…ッ、ふぁ!」

お前のためだと呟きつつ、嫌々と首を振って涙を流すローを抱き締めると乳首を引っ張る。押し潰したり、胸を揉んだりしてとにかく刺激しまくった。その分ローは泣きじゃくって暴れたが背に腹は変えられない。
しかもローには悪いが結構楽しい。

「あっ、あ――…ッ!!」

両方ともきゅっと抓ってやるとぱくぱくと口を開く乳首の先端から、びゅーっ!と勢いよくミルクが溢れていく。その度に体を揺らし、背を仰け反らせながら喘ぐロー。その様子が何ともエロい。涙でぐちゃぐちゃになった顔も縋るように俺の腿に巻き付いてくる尻尾も可愛くてしょうがない。

何度も胸を揉み、乳首を捏ね回して搾乳する。始めてからどれくらい経っただろうか、繰り返していけば徐々に腫れが引いていき、それが目に見えて分かるようになってきた。その頃には大分ローもきていたようで、頬を赤く染めながら肩で浅く呼吸を繰り返していた。

「ロー、こっち向いて」
「んっ、ぁ…?」

くるりと向きを回転させ、向かい合わせにすると出来ないと泣くローを膝立ちさせる。ふらふらと力の入らない体は確かに支えてやらないと無理そうだ。

「ちゃんと服、自分で持ってるんだぞ?」
「ゃ、もてな…」
「そのくらい出来るだろ」

危なげな腰をしっかり掴み、有無を言わせず捲り上げた服を震えるローの手に持たせる。出来ないと言いつつも弱々しく握ったその姿を確認してからぱくりと乳首を口に含んだ。

「やっ?!あ、あぁ、ッ!」

びくりと揺れた腰を支え、舌で腫れ上がった乳首を弄る。飴玉のように転がし、根元からぎゅっと強めに噛んでやると口の中に最初よりは勢いをなくした温かい液体が広がっていく。指で弄るよりも多く出た気がするそれを飲み干し、構わず舌で虐めた。それにローはぼろぼろ涙を長し、もう耐えきれなくなったのか、服から手を離して俺の頭をぎゅっと抱き締めた。いつもなら言うことを聞けなかった罰としてお仕置きしてやるところだが今日は多目に見てやろう。

「ひ、ぁ、きっど…もぉ、おわっ、た…?」
「まだ。こっち側してないだろ?」
「ふっ、ぇぇ…」

唇を離した俺に終わりを期待していたらしい。指で虐めてやっていたもう片方をわざとらしく舐め上げると、とうとうローは泣き出してしまった。

「も、くち、ゃらあ…!」
「泣いても駄目」

ぐすぐす鼻を鳴らすローに口調だけは優しくそう囁くと目前でふるふる震える乳首に唇を寄せる。くちゅりと舌を巻き付ければローの体が大きく震えて、途端に上がる矯声。抱き締める腕に力が入ったところで空いたもう片方を先程と同じように指で虐めた。指にかかる温かいミルクが口の中にも同じように広がっていく。ちょうどびゅくりと吐き出された瞬間に合わせて強く吸い付いてやればローはガクガクと足を震わせた。

「〜〜〜ッッ!!」

最早声すら出ないようだ。崩れ落ちそうになった体を強く抱き締めて支え、吸い付いては時折甘噛みしてやり、幾度となくそれを繰り返す。すでに理性はないようで与えられる刺激にただ泣きながら喘ぐだけ。

ローの乳首をすっかり堪能したところで唇を離す。その直前に甘噛みし、指で抓ってやればぴゅくっと勢いのないミルクが吐き出された。
ガクンと膝を落としてベッドに座り込むローに胸を見る。どうやら腫れもほぼ引いたようで平らに近い。ただし弄られ過ぎた乳首は赤く腫れ上がり、すっかり肥大してしまっていた。軽く撫でるだけでローの体がびくりと震える。

「ぁ…きっ、どぉ…」

涙を目一杯湛えた瞳が俺を見つめる。もう終わったと言ってほしいのだろう。
そう言ってやりたいところだが生憎と俺も我慢の限界だった。ローを抱きかかえ、膝の上に乗せると触れるだけのキスをする。ローはほしい言葉が与えられず不安そうな顔をしていたが、何度もキスを繰り返してやればとろりと瞳が蕩けていった。ローはキスされるのが好きだからな。

「ふぁ…んっ…」

甘えたように擦り寄り、もっとと呟くローにキスしつつ、するりとズボンを脱がせていく。途中で気付いたのか、嫌がるように身を捩ったが力の入らない体での抵抗は皆無に等しかった。

「すげ…どろどろじゃん」
「ゃっ、みる、なぁ…!」
「お前こんなイってんだ。乳首だけで」
「ふっ、だっ、て…」

下着も脱がせてやれば精液に塗れた性器。パンツの中もぐちゃぐちゃになっていて、先程までの愛撫で何度も達していたことを知る。
確かにイっていてもおかしくはないような反応だったが、まさか本当にイってるとは。かなり達しているにも関わらず未だ半勃ちの性器を緩く撫で上げながらそう思った。

「あっ、きっどぉ…さわ、な…ふ、ンンッ」

直接的な刺激はつらいのか、少し弄るだけで大袈裟な反応を示してくれる。ぎゅっと抱き着き、目に涙を溜めながら俺を見上げてくるローにごくりと息を飲んだ。正直言ってもう限界だった。

「ロー…悪い、我慢できねェ」
「っ、ぁ…!や、まって、まっ…あっ、あぁー!」

すっかり腫れ上がった性器を取り出すと、ひくつく尻穴にぴたりと宛がう。これからされる行為に気付いたのか、ローは泣きながら首を振った。それでも止められるはずがなく、制止を押しきってその腰を引き寄せた。

「っ…キツ…ロー、もっと力抜け」
「ひっ、ぁ…むり、できなっ…」
「出来るだろ?ほら」
「あぁ、あッ!」

ほぼ毎日繋がっているとはいえ、慣らしもせずに挿れればやはりきつく。強い締め付けにどうにか力を抜くように言うが、ローはぼろぼろ涙を長しながら荒く呼吸をするだけでそんな余裕はないようだった。
仕方がないので乳首をぎゅっと抓んで手伝ってやる。その刺激にガクンと膝も落ち、より深く入り込んだ体勢にローは泣きながら性器と乳首からびゅくっと白色の液体を飛ばした。

「もっ、やらぁ…あたま、おかし、なっちゃ…」

ガクガク体を震わせながら、与えられる快楽に堪えきれず縋り泣くローがひどく可愛い。少し腰を揺すっただけで高い矯声を上げ、数度打ち付けてやれば吐き出されるミルク。直接的な刺激でなくともいいのか、強い快楽と結びついたときにも乳首からミルクが滲み出るようだった。
その光景は結局目にいいのか悪いのか。ただ興奮だけがやけに掻き立てられ、奥を抉るたびに少量のミルクを吐き出すローがひどく淫猥だった。やだやだと舌足らずな悲鳴を上げて逃げ出そうとするたびに深く突き上げてやれば、次第にローは抵抗を諦めていった。

「あっ、ぁ、きっど…やっ、そこ、やらぁっ!」
「嫌?大好きの間違いだろ」
「ひっぁああ!〜〜ッ!……ッ、ぁ、あ…もぉ、ゃめ、こわれっ…こわれちゃ、よぉっ…!」
「壊れねェよ。ローのここはエロいことするためにあんだろーが」
「あっ、ちが…ふぁ、あ!あっあぁ、ちくび、やぁ!」
「好きなくせに」

ガツガツ激しく腰を打ち付け、前立腺を責め立てながらローの胸を揉みしだく。突き上げながら乳首をぎゅっと抓んでやれば、ローは背を仰け反らせて泣いた。いやだと言うわりに中の締め付けはきつく、乳首を指先で弾けば嬉しそうにミルクが飛び出る。胸も腹も白濁色でドロドロになったローの体を抱き締めながら、一度では飽き足らず何度もその体を貪った。



結局その日はローが気絶するまで可愛がってしまった。だが腫れは完全に引いたようで、意識を取り戻したローから隠そうとするシーツを無理矢理引き剥がすと念のためもう一度胸を確かめる。
確かに腫れは引いていたがやはり乳首はぽてりと赤く色付いたままで、その卑猥さにいますぐにでも弄り回したいのを必死に堪えた。さすがにこれ以上の無理はさせられない。

「ばかっ、馬鹿キッド…!」
「いいじゃねェか腫れも引いたんだし」
「そ、だけど…でも、…」

どうすんだよこれ、と呟いたローの言葉は聞き逃さなかった。おそらく乳首のことだろう。俯いたローの顔を上げさせれば泣きそうな顔をしていた。

「服、着れない…」
「擦れるだけ気持ちいいんだ?」
「ふぁ、やっ!」

体を隠すように身に纏ったシーツを軽く揺するとローの体がびくりと揺れる。乳首の辺りを擦り動かしてやればローは真っ赤な顔で首を振った。やはりいますぐ撫で回したい衝動を堪えると、ぐずぐず鼻を啜り目に涙を浮かべるローの額にキスを落とした。

「腫れが治るように薬塗ってやるから」

な?と囁いて、ローが気絶していた間に用意させた軟膏を取り出すとローは少し躊躇ったがこくりと頷いた。触らずに自然治癒を期待するか、触られるが薬を塗って早く治すのと天秤にかけたのだろう。蓋を開けるとおずおずとシーツを下げたローの体を抱き寄せた。

「わっ、ちょ…!自分でするから、い…、っ!」
「いいからされとけ」
「ぅ、あ…やめっ、ンン!」

たっぷりと指に取った軟膏をローの乳首に染み込ませるように塗りたくる。慌てて引き止めようとする腕を制止しながらぐりぐりと乳首に塗り付けた。

「これから腫れが引くまで毎日塗ってやるからな」

ローにとっては絶望的ともとれる言葉を囁くと、ツンと尖って震える乳首をきゅっと引っ張る。ミルクはもう出ないものの、その代わりローの唇から甘い声が溢れ出した。
泣き出しそうなローの瞳にキスしつつ、それでも何も知らないローは腫れが引いたら終わりだと思っているのだろう。伝えてはいないが、電話で聞いた話によると搾乳してから一ヶ月ほど経つと乳腺がまた腫れ出すらしい。定期的にこの行為が訪れることを知らないローに、一ヶ月後がひどく楽しみに思えた。
次は何を使って虐めてやろうか?




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