死ねばいいのに! | ナノ

(女装&生クリームプレイ注意!)


「んっ、ぁ…ひっ、ゃっ…」
「嫌じゃねェだろ」

結局どんな抵抗も無視された。押し返すように伸ばした腕はいとも簡単に振り払われて、嫌だと首を振ってもユースタス屋はお構いなし。
するりと首元まで服をたくし上げられて、露になった胸元をユースタス屋の指が這う。わざとらしく撫でるように触れるそれは、時折わざと乳首をひっかけてくるものだから何だかむず痒くてびくりと体が揺れた。

「あっ…ぁ…」
「ちゃんと触ってほしい?」
「っ…なの、聞く、な…」

ぼそりとユースタス屋がわざとらしく呟いたのでその赤い瞳を睨みつけてやる。相変わらず素直じゃねェな、とユースタス屋は肩を竦めると、いきなりぎゅっと乳首を抓んできたものだから思わず抑えきれずに甘ったるい声を出してしまった。

「ひっ、ぁあ…ゃ、噛まな…っ」
「痛いのも好きだろ?」
「ゃあ、ちが…ん、ぅ!」

指先でぐりぐりと押し潰すように弄られて、もう片方は強く吸われてぎゅっと目を瞑った。そしたら尖ったそこに歯を立てられて痛みに思わず目を見開く。犬歯で噛まれて目尻に涙が浮かび、ぐいぐいと髪を引っ張れば下から見上げたユースタス屋と目が合って何だか恥ずかしくなって一気に顔が赤くなった。

「泣くなよ。ちゃんと気持ちいいのもしてやるから」
「だ、れが泣いて…っぁ、あ!」

そんな俺にくつりと笑ったユースタス屋に、宥めるように噛んだそこを優しく舌でなぞられる。
痛いのと気持ちいいのが混ざって頭がぐちゃぐちゃになる。ユースタス屋はいつもそうやって俺の思考回路をどんどん塞いでいった。

「んぁ、あ…ひっ、あ…」

先程から散々嬲られている乳首をそれでもしつこく弄られて、真っ赤に腫れているのが自分でも分かるほど。でもユースタス屋は何故かそこしか弄ってくれなくて、もどかしくてつい腰を揺らしてしまう。そうすれば、腰揺れてるぞ、意地悪く笑ったユースタス屋がわざと耳元で囁いてくるのだからぐちゃぐちゃの頭はその羞恥ではち切れそうだった。じわりと浮かんだ涙で視界がぼやけていく。
それでもじれったくて腰を揺らしてしまって、そんな自分に自己嫌悪という最低の悪循環だ。だんだん頭もぼーっとしてきたし…ほんと言うと、触って、ほしい。でも口が裂けても言いたくなかった。

「はっ…すげェ真っ赤になって…やらしーな?」
「やっ、言う、なぁ…ぁ、あっ!」

ちゅっ、と唇を離したユースタス屋がわざと言い聞かせるように耳元で囁く。見せ付けるように乳首を抓まれて指で押し潰されると羞恥と快楽が混ざって何も言えなくなった。

「…いーこと思いついた」
「っ…?ゃ、な、にぃ…?」

不意にユースタス屋がぼそりと呟いてにやりと笑った。人の悪い笑みに、いつもの俺なら何かあるだろうと警戒心剥き出しだが、残念ながら今はそんなこと考えていられる余裕もない。何せぼーっとした頭ではいろんなことが浮かんでは消えぐちゃぐちゃになっていくだけで使い物にもなりゃしない。だから上体を起こしたユースタス屋をぼんやりと見つめることしか出来なかった。

「っ!?ゃっ、やだ、なに、して…っ!」
「どうせなら好きなもん、一緒に食べちまおうと思って」
「ひぁっ…やめっ、こ、なの…!」
「まーそう言うなって。冷たくて気持ちいいだろ?」

ぼんやりと見つめる視界に映る、ユースタス屋の指に纏わりつく甘い白色。
にやにや笑ったユースタス屋に、ぐりっと塗りこむように乳首を弄られてびくりと腰が跳ねる。散々弄られて熱をもったそこに塗りたくるようにしてつけられたのはあろうことか生クリームだった。
ぼーっとしていた頭もその仕打ちには目が覚める思いだ。自分の胸に塗りたくられるそれに目を見開くと、ユースタス屋を押し返す。でも腕を振り払われてしまって抵抗も出来ず、生クリーム塗れになったそこに最悪だと思った。
ぬるぬるするし、何よりも全くこういったことに関係のない食べ物が使われることも使われている自分にも恥ずかしくて死にそうだった。

「やだっ、ユースタ…!」
「わーかったって」
「んっ、…ひぁっ!」

咎めるような声を出すと抵抗するように首を振る。この際どうしたって同じなのだ、ぼやける視界なんて気にしていられない。
やめてほしい一心でユースタス屋を見つめると、上から宥めるような声が降ってきて優しく頬を撫でられる。それにやめてもらえると安心したのも束の間、べろりといきなり乳首を舐め上げられて目を見開いた。
周りの生クリームを舐め取って、乳首に吸い付くユースタス屋にびくびくと腰が跳ねた。散々刺激を与えられたそこにまた刺激を与えられて、抑えられない熱がぐるぐると下腹部に溜まっていく。
生クリームでべたべたになったそこから顔を上げると、甘いな、と呟いたユースタス屋にどんどん顔が赤くなっていくのが自分でも分かった。もうやだ、こんなの。

「も、ゃっ…離れろ、よ…!」
「そしたら困るのお前だろ?…いつもと違うことされて興奮してるくせに」
「なっ!してな…っ!」
「じゃあ何でここ勃ってんの?」

まだ触ってねェよな?とスカートに手を入れて、下着の上からわざとらしく自身を撫でられる。いままで意図的に避けられていた部位への刺激に、それにでさえもびくりと体が震えて。
なあ、何で?と詰るような言葉で俺を追い詰めるユースタス屋が耳元で囁いて、耳の縁を舌で優しくなぞられる。自身を撫でるようなものから時折柔く揉むように刺激を与えられて口端からは抑えきれない甘ったるい声が洩れた。
理性の糸が解れていくのが分かっても自分ではもうとめられない。

「違うなら教えろよ」
「…っ、ふ…知らな…」
「知らないはずないだろ。…乳首弄られて気持ちよかったんだろ?恥ずかしいことされるのも好きだもんな、お前」
「ゃっ…すき、じゃ、ない…っ!」
「どうたかなぁ…じゃあ正直な体に聞いてみるか?」
「ゃっ、ひっ、ぁあ!」

耳元で囁かれた言葉に必死になって首を振っていたら、くつりと笑われて今まで緩い刺激しか与えられていなかった自身をいきなり下着の上から揉みしだかれる。それにびくびくと体が震えて快楽にどんどんと頭がぼやけていく。あられもない声を出す自分に羞恥を感じながら、それでも待ち望んだ刺激だと思うと体がどうしようもなく熱かった。

「ぁっ、あっあ!」
「どうする?このままパンツぐちゃぐちゃにしてやろうか?」
「ぁ、やぁ…だめ、ひ、ぁっ!」
「嫌?脱がせてほしい?」
「ん、ふぇ…ぁ、脱がせ、て…」

恥ずかしくて視線をそらすとユースタス屋の言葉にこくこくと頷いた。そうすれば途端に手の動きは激しさを失い、ぴたりと止まってしまう。
俺がすぐにでもイきそうだってことを分かってどんどんと手の動きを激しくしていって、こんな風にわざと遮って動きを止める。それをされるのが俺は嫌いだった。
でもきっと俺が嫌だと首を振ればユースタス屋はやめないだろう。だけどそのあとには絶対に今よりももっと言葉で詰られるだろうし、何よりユースタス屋は羞恥を煽るような提言しかしないからそれに乗っかるのは俺のなけなしの自尊心が邪魔をした。
俺の嫌がることが好きだと言う。そういうところもまた性格が悪くて嫌いだった。

「な、今度するときは紐パンとかにしたら?」
「っ、しね!」
「死ねは傷つくな」

スカートを捲り、現れ出た普通のボクサーパンツを見つめると、ユースタス屋は元気だったら一、二発殴りたくなるようなことを言ってきたもんだから強く睨みつけてやった。だからといってそれに効き目がある訳でもなく、わざとらしく肩を竦めると思ってもみないようなことを口にされる。それに蹴りでもいれてやろうと思ったが、虚勢というのはやっぱり長く続かない。
するりと下着を外したユースタス屋が、すげェどろどろだぜ?なんて笑いながら言ってくるもんだか顔が一気に赤くなった。見られてると思うとどうしようもなくて、慌てて脚を閉じようとすれば逆におもいっきり開かれる。その間に抵抗するまもなく体を割り込まれて、脚を閉じられないようにされてしまった。


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