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(大学生キッド×高校生ロー)


4/16 7:59
Frm ペンギン
Sub (no title)
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もう起きてるか?
会うのは12時でどうだ
俺はいつでも
構わないんだが…


4/16 10:31
Frm ペンギン
Sub Re:Re2:Re2
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じゃあそういうことで
一時に落ち合おう


4/16 20:15
Frm ペンギン
sub Re:Re2
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今日は楽しかった
また行けたらいいな
今度は電車賃
絶対に忘れるなよ




その後も続く"ペンギン"の文字。俺は溜め息混じりにトラファルガーの携帯を閉じた。浴室の扉が開く音がしたからだ。何で、女が彼氏の浮気を疑いメールを覗く様なフリをしているのかというと。どうも最近、トラファルガーは幼なじみだとかいうペンギンとよく遊んでいるらしく。一体会って何をしてるのか、気になったわけだ。まあメールを読んでもただ映画に行ったり買い物したり。疚しいことは何もしていない文章に見えるけど。
トラファルガーは自由だ。俺はキラーとでさえ成る可く一緒に出掛けない様に気を付けているのに。トラファルガーはお構いなしにペンギンやキャスケットとあちこちへ出掛ける。こりゃ少し自分が何をしているか、分からせてやらないと駄目だな。

―…そうだ、良い方法がある


「ユースタス屋」


名案が頭に浮かんだ時、トラファルガーがリビングに現れた。ズボンは履くが、上半身は裸といういつもの風呂上がりスタイル。俺たちは大抵―…いつもだったら、この後セックスに雪崩れ込む。トラファルガーもそのつもりで居るはずだ。本人否定するだろうけど、表情が期待で満ちている。
思った通りトラファルガーはとろんとした瞳で俺に近付いてきた。熱っぽい声で名前を囁き、俺の腕に細い指で触れる。
でも―…今日は、


「俺もう眠いから。手、離せ」

「……え?」

「いいから早く」


予想外の反応に戸惑っているのかなかなか手を離そうとしないトラファルガー。無理やりその手を払い寝室へと入った。
今回は譲らない。散々自由にさせてきてやったんだ。あいつを虐めてみるのも悪くはないだろう。そして後で耐えられなくなって、あいつは俺に泣いて縋り付いてくるんだ。その顔を早く見てみたい。でもそうする為にはトラファルガーをたっぷり虐めておく必要がある。だから今は奴に冷たくあたる事にした。
少しは俺の気遣いを、分かって貰わないとな。


次の朝、いつも通りに目を覚ますと、トラファルガーは既に居なかった。冷蔵庫の物やお菓子類などは減った形跡がない。あいつ、飯食わずに学校行きやがった。ただでさえ折れそうな体してんのに、これ以上痩せてどうする気なんだか。
帰りは比較的早く、6時頃に玄関の開く音がした。「ただいま」の声に「おかえり」くらいは返してやる。するとトラファルガーはリビングに入るなり、後ろから抱き付いてきた。昨晩はただ機嫌が悪かっただけで、今だったら俺が優しくしてくれると思っているらしい。


「…ユースタス、屋……さみし、かった」

「寂しいならペンギンにでも慰めてもらえよ」

「…え、」

「風呂入るから腕解け」


まだ駄目。寂しがって俺に縋り付くトラファルガーは正直可愛いけどまだ駄目。もう少し虐めて、体を求めてくるようになるまで突き放す。俺はトラファルガーの腕を振り払い、浴室に入った。
想像するだけでゾクゾクする。あいつは自慰を極端に嫌がるから、俺とヤることでしか性欲を解消出来ない。だからその内必ず、俺に擦りよってくる。キスして、俺を犯してって。好きな子ほど虐めたくなるってのは…こういうことか。

それから暫く、そんな日々を続けた。トラファルガーの健気さには本当に泣ける。首に腕を回してみたり、抱き付いてみたり、腕に絡みついてきたり。俺に構って欲しくて仕方ないのがありありと分かった。いつか、俺の気を引けると信じて。あー、すごくカワイイ。
そして遂に、キスもセックスもしなくなって一週間経った日の晩。俺は大学の講義で帰りが遅くなり、9時頃家に着いた。玄関を開けた途端トラファルガーが物凄い勢いで俺の腰に抱きついてくる。


「…な、で…っ……帰り遅く、…なるって…言ってくれなかったの…?」

「……それは、」

「俺の、こと…捨てたかと…思っ…た…っ」

「…!」


顔を上げたトラファルガーの目は、涙で真っ赤に腫れていて。どれだけ長い間泣いて居たかを物語っているようだった。もう二度と会えないんじゃないかってすごく不安で不安で仕方なかった。嫌われたとしたら、どうして俺が嫌いになったのか分からなかった。…帰って来てくれて良かったと、トラファルガーは矢継ぎ早に言葉を紡いだ。
俺がトラファルガーの可愛さに負けた瞬間がこの時。こいつを泣かせるまで追い詰めてしまった自分を責めた。


「ごめんな…、講師の話が予想以上に長引いて…」

「……ん、ん…も、いい……帰ってきて、くれた、から…」


そう、俺も何度もこいつに誘われて。その度に襲いそうになっていた。それを今日まで耐えたんだ。皆勤賞。皆勤賞。
トラファルガーを肩抱きしたままリビングに入り、腰を下ろす。そしたらまた抱き付いてきて。余程寂しかったとみえる。その頭を撫でて時折髪に顔を埋めてキスなんかしちゃったり。久々に触れるこいつの体は熱くてヤバかった。


「ん、っ…ぁ……」


そこで、トラファルガーが僅かに体を動かしていることに気付く。様子を見て分かったが、どうやら自分の乳首を布越しに俺の胸板へ擦り付けているらしい。
ちらりと顔を盗み見たがなんとまぁエロい顔。下半身が重くなるのを感じ、トラファルガーの動きを制止した。


「どうした?」

「…ちくび、…きもち、くてっ…」

「随分ヤってねぇもんな」

「…んっ、だから…、…えっちしたい…っ」


最後の方は小声になってしまってよく聞こえなかったけれど、今こいつは確かにセックスをしたいと言った。俺はずっとこれを待っていたんだ。この時の為にトラファルガーを襲わずに頑張った。でもこいつの泣き顔で加虐心を煽られ、やっぱり虐めるのは止められない。


「…何して欲しいって?聞こえなかった」

「……ふ、…ぇ…?」

「ちゃんと口で言えたらしてやるよ」


トラファルガーは相当切羽詰まっているのか、その言葉だけでも顔が泣きそうにくしゃりと歪んだ。そんな顔しても俺が喜ぶだけなのに。こいつは何も分かっちゃいない。口からはすぅすぅ息が洩れるだけで何も言わないトラファルガー。こいつを本気にさせる為、俺はその場から離れようと腰を上げた。その瞬間、
トラファルガーにTシャツの裾を掴まれた。ちゃんと言うから行っちゃヤダ、と言われ、俺もそれ以上何も出来なくなる。


「…だから、…ゆ、すたす…の、…っ」

「…ん、」

「お、…きの、ほし…くて…っ」

「セックスしたいんだろ?」

「…ぅんっ…」


もじもじ身を捩って顔を真っ赤にしたトラファルガーを見てもう限界。そのまま絨毯の上に押し倒した。下着を付けていないのか、布越しにぷっくりと存在を示す突起に噛み付いて。片方は指で押し潰したり、服で乳首を擦ってみたり。どちらにせよ、大した刺激は得られないだろう。それでも久々なせいか、トラファルガーはどうも感じやすくて。


「…ひぅ、ぁ…っ、ゆーすた、す…っ」

「うわ…乳首透けてる、…エロ」

「ぃや…っ…やぁっ……ちゃ、とさわって、よぉ…っ」

「直接触んなくてもちゃんと感じてるじゃん。布越しでもイけんじゃね?」

「そ、な…!ふぁっ…!!」


トラファルガーが直接触って欲しい事なんか最初からお見通しだ。でも触らない。今日は虐める。徹底的に虐める。いつもは最後の方、どうしてもトラファルガーの可愛さに負けて虐められなくなってしまうが、今日はとことん虐めると心に決めていた。
布越しに乳首を吸い、指の腹を使って緩く刺激を与える。わざと弱い刺激を与え、こいつが強い刺激を求めるまで止めるつもりはなかった。


「…ゃ、…よぉ!…ちゃ…と、なめて…かんで…っ…ぐりぐりしてよぉ…っ」

「ハッ…とんだ淫乱だな。されてぇなら自分で服捲れ」


理性を失っていると普段とのギャップが激しすぎるトラファルガー。特に今晩は久々の情事だから余計に別人。普段冷たい目も今は柔らかくとろけているものだから可笑しかった。
トラファルガーは俺に言われるままに服を捲り上げた。首元までパーカーを捲ると、濡れてテラテラ光る乳首があり、腫れ具合と勃ち具合は女のそれと同等で。ならばきっと、女と同じくらい感じる筈だ。
ちゃんとパーカー掴んでろと指示をし、そっと爪先で赤いそれに触れた。指の先から付け根までを乳首へ擦り付け、全く強くない刺激を続ける。トラファルガーは全然足りない故か、自ら背を反らし指に更に乳首を擦り付けた。


「…ふ、んっ!…きもち、…っは、ぅ…!もっと、…もっとぉ…っ」

「自分一人で楽しそうだな………一人でヤってれば?」

「…ぃやっ…いや!…ゆす、たすに…かんで、ほし…の!」


自分で舐めたり吸ったりすることは出来ない。だからこそこうして淫靡に俺を求める。可愛いなぁと思い、存在を主張する乳首に思い切って噛みついた。緩く歯を立て、引っ張るように体を動かす。痛くされると喜ぶ体は本当に俺好みだ。いや、語弊があるな。俺がこいつの体を自分好みの体に変えたんだ。
ある程度噛んだり舐めたりの行為を続け、ふと思う。このままこれを続けていたら、トラファルガーは確実に達してしまうだろう。それでは虐める意味がない。

そっと唇を離した。


「……ぇ?」

「イくのはお預けな」

「…な、で…っ……イきたい…っ」

「駄目、もう少し我慢しろ」

イきたかった欲望とイけると思っていた期待が崩れ去った顔は、面白いくらい可愛かった。今にも泣き出してしまうそうで。これだから虐めるのは楽しいんだ。
トラファルガーの下着とズボンを同時に下ろす。露わになった自身は先走りでぐちゃぐちゃだった。孔は既に蠢いていて、何かを欲しそうに求めている。


「…うわ、ぐっちゃぐちゃだな。乳首だけでこんなになるとか…」

「…いや…ッ……いわな、よぉ…」


言葉攻めにどうしても弱いトラファルガーはボロボロ涙を流し始める。その顔が凄く好きで。本当に虐め甲斐のあるやつだと思った。


「自分で慣らせよ」

「…へ、…ぇ?」

「俺の入れて欲しいんだろ?だったら自分で慣らせって」


更に追い討ちを掛ける。トラファルガーはまさかそこまでされるとは思っていなかったのだろう。目を点にして俺を見つめていた。それでも自分でやらなきゃ、ユースタス屋が入れてくれないと本気で悟ったのか、するっと手を内股に掛ける。
俺は脚を思いっきり開いて慣らすよう命じた。限界まで開脚させ、少し腰を浮かせた状態で慣らす。俺にちゃんと見えるように。その格好が余程恥ずかしいのか、トラファルガーは顔を真っ赤にして目を瞑ってしまった。


「何恥ずかしがってんだよ。ちゃんと慣らさなきゃ痛いのはお前だから」

「…だ…って、…っん…ん」


躊躇って居たのも束の間、トラファルガーの細い指が孔へと飲み込まれていく。最初は俺の目線が気になっていたのか、そろそろとした動きだったが、次第にそれは激しいものへと変わっていった。
二本、三本と指は増える。見られて興奮しているのかトラファルガーの自身からはだらだらと留めなく先走りが溢れるばかりだ。


「…っあ!、や、…っきも、ち…!ここに、…ゆ、…すた、すのが入…て!」

「入って?どうするんだ?」

「おれ、のこと…めちゃくちゃに…っ、ひ、ぁあっ!ふ、…ん、あっ!」


三本の指が抜かれ、また沈んでいく様は本当にエロい。じゅぷじゅぷという水音を嫌うトラファルガーだが、音を聞いて余計に興奮する状態に入っている。こいつは後ろだけでイけるように俺が仕込んだ。恐らく放っておけば勝手にイってしまう。


「じゃあそこまでな」


でもやっぱりそれは駄目だから。トラファルガーの手を掴んで孔からちゅぷりと抜いた。指は陽液でドロドロになっている。まさか止められるとは思っていなかったらしく、トラファルガーは眉根を寄せて苦しそうな顔をした。
そんな奴を尻目に俺は自身を取り出し絨毯に仰向けになった。トラファルガーの痴態を見たせいで、俺の自身は硬くなり膨張している。
自分で入れろよと言うと、ここまでくれば流石のトラファルガーも理解出来た様で。俺の上に膝立ちになり、孔にそっと自身をあてがった。次々に迫り来る快楽で手一杯な筈なのに、よく動く気力があるなと思った。


「ッッ〜〜んあー……っ!!」


ぐちゅんっと一気に腰を下ろす。トラファルガーはそれだけで溜めていた精液を全て吐き出してしまった。ボタボタと白い液体が俺の腹に落ちる。トラファルガーはビクビク体を痙攣させながら、呼吸を整えていた。まああれだけ我慢させたから、これだけでイっちまうのも当然といえば当然だ。でも、優しく撫でてやったりなんかしない。


「…何勝手にイってんだ?」

「……ふ、ぇ…っ…ごめ、なさ…」

「次勝手にイったらお仕置きな」


イった衝動でまた泣いてしまったトラファルガーに続きを促す。こいつに優しくしてやるのは、セックスが終わった後だ。
細くて折れちまいそうな腰がゆっくりと上下し始めた。柔らかい肉壁が先端に絡みつく。こいつの中はホント最高に気持ちいい。トラファルガーも久しぶりの挿入に気持ちが高ぶっているのか、腰の動きが徐々に速くなっていく。


「…ふ、ぅあ…!…きっどの、…あつ、…て…っ!…ひ、んっ…!」

「…全くとんだ淫乱だぜ」

「…ふゃあっ!…ここっ、…きもち、すごく、っ…ここぉ…っ…もっと!…」


イイ所に当たれば背を仰け反らせ、我を忘れて喘ぐトラファルガー。下から乳首を刺激すると中が締まった。イきたい、イきたいと叫び始めるけどそれは俺が許さない。トラファルガーの自身を掴み、先端を抑えてイけないようにした。そんな中、わざと腰を下から突き上げ、射精感を強めてやる。


「…や!やっ!…ほ、とに…イきた、のぉ…っ!きっど、…きっどぉ…!!」

「…もう少し耐えられるだろ」

「…ゃだっ!…あたま、おかし、…なるぅ…っ!きもち、すぎて…っ!ふ、ぁあっ」

「…っそろそろいいな」

「!!…ッイ…くぅ!!イっちゃ、よぉ…!イくっ!…イく!…しろ、いの…でちゃ……っ!!」

「…ッ……」


途中で自身を解放し、後は乱れたトラファルガーの好きな様にさせてやる。物の見事に数秒で達し(この時のトラファルガーの顔は超然にエロい)俺も中に欲望を吐き出した。
くたりと胸に倒れ込んできたトラファルガーは俺が気付いた時、既に眠りに付いていた。意地悪は思う存分出来たし、今日のところは良しとするか。


翌朝、7時に目を覚ます。休日だからもう少し寝てたいなあと思って布団に潜り込んだ。そこで、目を覚ましていたトラファルガーと目が合う。起きたけれど、ユースタス屋に声を掛けようか迷っていた、とのこと。それと何故最近機嫌が悪かったのかと聞かれた。


「…何でってお前なぁ……また虐められたいのか?」

「ち…違くて…っ……ただ、俺に原因があるなら…教えて欲しい…」


まさかとは思ったが、やっぱりトラファルガーは原因に気付いていなかったらしい。仕方がないので、こうなった経緯を簡略して説明した。話終わった後何度も謝られたが、最終的にトラファルガーを不安にさせてしまったのは俺だ。そっと抱き寄せて頭を撫でてやった。散々虐めたのだから、優しくしてやらないと。


「昨日は痛くなかった?平気か?」

「…ん、だいじょ…ぶ、それより…」

「ん?」

「キス…して?」


キスはもう八日もしてないと言われはたと気付く。昨日は情事中に一度もキスをしなかった。視線を落とせば、目を閉じて顎を突きだしてくるトラファルガーが居て。その唇に噛み付くようなキスをした。
久方のキスの味は八日前と変わらず甘くてとろけるみたいで。改めて自分がどれだけトラファルガーへの独占欲が強いかを実感した。











「ほしいのは君だけ」の朽様より、こここんな素敵なキドロ小説を頂いてしまいました!!^///^
フリリクなさるとのことで、それ何て俺得^p^と思いながらほいほいリクしに行ったらこんな…!こんな鼻血大量放出のキドロが…!読み終わってすぐに出血多量でびくんびくんしてました。でも私キドロに殺されるなら本望だから平気!もう素敵過ぎて画面がまともに見れません!何この子達輝いている!
朽様、本当に素敵なキドロ小説有難うございました!私一生朽様についています^///^





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