Gift | ナノ

(社会人キッド×高校生ロー)

最近仕事が忙しくてあまり構ってやれなくて悪かったな。その代わり明日は休みだ。

そう言うとトラファルガーは本当か?と嬉しそうな声をあげて目を輝かせた。こういう姿を見ると年相応というかなんというか。抱きついてきたトラファルガーの頭を撫でながらそう思った。

先程も言った通りだが俺は仕事で忙しかった。だからこいつとは暫くシていないわけで。もちろんヤらなきゃそれなりに溜まる。だからこういう風に素直に甘えられると我慢していた理性の糸も驚くほど簡単に切れるというわけだ。
ぎゅっと抱きついてきたトラファルガーをゆっくりとベッドに押し倒すと低い笑みを漏らした。

「ああ、だから気のいくまで可愛がってやるよ」
「は?…ぇ、まっ!」

顔を引き攣らせながら冗談、と逃げ出そうとする体をベッドに縫い付ける。
大人しく喰われてろ、と言うと何か否定の言葉が口をついて出る前に唇を塞いだ。




「んぁあッ!ゃ、また、イッ、あ!」
「、っ淫乱が」

シーツを握り締めて身体を震わせると白濁を吐き出す。
両腕で顔を覆いながらぐったりとベッドに横たわったトラファルガーは肩を上下にさせながら荒い息を吐いた。たった2回イッたくらいで、体力がないと言えばお前と一緒にするなと片目で睨まれた。

濡れた瞳で何を、とも思うがその表情は正直ゾクゾクする。これでもう止めようかと思ったがそれも止めた。煽るのが悪いんだとニヤリと笑って唇を舐めるともう一度腰を掴んで奥へと押し進めた。

「ぁ!ちょ、なに動いて…っん!」
「てめェが煽るから悪い」
「っざけ、んなぁ…は、ぃ、ゃだっ!」

嫌だ嫌だと抵抗する腕を押さえつけて腰を動かす。やめろ、と言いながらもしっかりと感じてるんだからどうしようもない、淫乱。
涙で顔をグシャグシャにしたトラファルガーに征服感を感じるているのが自分でも分かった。普段が普段なだけにこういう姿は堪らく加虐心を揺さぶられる。

「ぁああ!ゃっ…も、イきた、くな…ひ、ァあ!」
「んなこと言って…しっかり感じてんじゃねェか」

動きを緩めずに突き上げるとトラファルガーの身体が震える。目尻に唇を寄せて涙を舐めとると否定の言葉しか出さないその唇を塞いでやった。
浅いところを突いてはたまに深く突き上げながら逃げる舌を絡めとる。腕をひとつに纏めあげるとあいた手で顎を掴んだ。

絡めた舌を強く吸って甘く噛むとトラファルガーの身体がビクビクと震える。嬌声は舌に飲み込まれたがまさかと思って唇を離すと涙を溢す姿を見て確信に変わった。相変わらず息は荒い。太腿を撫ぜると小さく漏れる声。感じやすいのは結構だが感じやすすぎるだろこれは。

「おい、もしかしていま空イキしたのか?」
「ふ、ぁ、だ…って、ユ、スタ、屋が…っ!」

余程恥ずかしかったのか赤い顔をさらに赤くさせて視線をずらす。その姿が余計に俺を煽っていることをこいつは知らないんだろう。淫乱、と言ってやるとまた泣きそうに瞳を揺らした。

目尻に口付けると中に入ったままのモノを抜いてベッドの上に座る。トラファルガーの上体を起こして引き寄せると耳元でそっと囁いた。

「自分で挿れろ」
「ん、ぇ…むり、ぃ…ッ!」
「挿れられたらこれで終わりにしてやる」

きっと俺は今ひどく楽しそうな顔をしているに違いない。涙のあとが残る頬を舐め上げて早くしろと促せば肩にトラファルガーの細い腕が回ってゆっくりと腰が落とされた。

快感に身体を震わせ、いやらしい音をたてながらゆっくりとのみ込んでいく姿に思わず目を細める。
ピタリ、と不意に腰の動きが止まったので顎を掴んで潤んだ瞳と目線をあわせると快楽に溺れた顔が小さく首を横に振る。上手く回らない赤い舌が唇から覗いた。

「ぁ、も…はぃ、んな、っ」
「まだ半分だぜ、ほら」
「ん、ぇ…ぁ、ゃ、あッ!」

細腰を掴むとそのまま奥へと突き入れる。爪を立てられた背中にはしる少しの痛みがこいつを快感に溺れさせているという事実。俺に縋って震える身体にまだろくに息も整っちゃいないらしいが我慢も出来ない。掴んだ腰を逃げないように押さえつけるとゆっくりと動かした。

「ゃ、ん…まっ、あ、ァ、っ!」
「待たねェよ、っ」
「ふ、ぁっ!そ、こ…ゃだ、ぁッ!」
「さっきから嫌だばっかりだな、てめェは」

きつく締まる中に息を詰めると先ほど駄目だと言われたいいところだけを狙って的確に突く。快感に顔を歪めるトラファルガーを見ていい眺めだと思った。

「自分で挿れられなかったし…お仕置き、してやろうか?」
「ぇ、ぁ!、ゃだ…やッ!」

低く笑ってそう言うとトラファルガーはまた目尻に涙を溜めたまま首を左右に振った。ポロポロと涙を溢しながら「ゃ、キ、ッド…ごめ、なさ…っ!」なんて言われたら降参するしかないだろう。俺もそこまで鬼じゃないしな、そこまで。

「ァあ、ゃ…き、っど、も…んん!」
「はっ…いいぜ、ロー、っ!」

耳に舌を這わすと限界を訴えるトラファルガーに低く囁く。一気に奥を突くと声もなく達した。



.
.
.

「やっべ…ヤりすぎた、か?」

ベッドに横たわったままピクリとも動かない身体を一瞥すると呟く。達したまま動かない身体を不審に思えばものの見事に気絶していて。
どうしたものかな、こいつが起きた後。

時計を見ればあと数時間で夜が明けるところまできていた。欠伸をひとつすると隣に横たわる。何だかんだ言っても寝顔をはまだまだ餓鬼だな、と頬をゆるく撫でた。
朝起きたらホットココアを用意しておこうか。ガキ扱いするなと拗ねる姿が容易に浮かんだので少し笑った。







5151hitにてキリリクしてくださった茶華ちゃんに捧げます!
長らくお待たせした上にこんなんですみませ…!素敵神リクを土足で踏み上げたみたいな作品ですみませ…!
しかも勝手にパロっちゃってるし本当にただヤってるだけで素敵神リクをry
でも楽しかったよ!ローさんいっぱい泣かせられて^^
リク有難うございました、またお待ちしております!




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