Gift | ナノ

「ふぁ、あっ、ん!や、ゆ、すた、やぁ…」

ぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てながら自ら中を掻き回すローをじっと見つめる。別に俺から触れてやる予定はなかった。ピクピク震えるローの耳にキスしたあと、どうやって自分でシたのか見せろと囁いたのだ。もちろん最初は嫌だと抵抗してきたが、その手を緩く反応した自身に導いて一緒に抜き上げてやればローはいとも簡単に落ちてしまった。俺が手を離しても、とまらない、と啜り泣きながら手を動かして。
ここも弄ってただろ?と開いた片手を後孔へともっていってやれば、びくりと肩を揺らしながらふるふると首を振る。それでも結局は。

「ひっ、んんっ!ぁっ、あ、やぁっ、見な、で…っ」
「見られて感じてるくせに」

顔を赤く染めてシーツを握り締めながら自ら中を掻き回すローは壮絶にエロい。見られているという事実が恥ずかしいのか、ぽろぽろ涙を溢しながら見ないでと何度も口にするその姿はただ俺の加虐心を煽るだけでしかなくて。
ローの痴態をじっと見つめて耳元で意地悪く囁いてやればそれだけでびくりと腰が震えて自身から先走りが溢れ落ちる。自分で内部を引っ掻いて、ぐちゅりと指を動かしては眉根を寄せて善がるその姿ににやりと笑った。

「ロー、こっちは?」
「ふっぁ、…?」
「これ挿れて遊んでたんじゃねェの?」
「っあ?!やっ、ゃだぁ、それ、ひぁ、っ!」

自分で中を掻き回しながら善がるローの横でゆらゆら揺れる尻尾にふと目が行った。緩く掴んでやればびくりとローの肩が震えて。よく見ればやらしい液で濡れていることに気付いて口端をつり上げる。そっと耳元で囁いて掴んだそれをまるで自身を抜くように上下に抜き上げると途端ローが目を見開いて首を振った。

「あっぁあ!やだぁ、尻尾、ゃあっ!」
「挿れて遊んでたのかって聞いてんだけど」
「ひっ、ぅ…あ、あっ、」
「ロー?」
「!、っ…ひっあ?!」

促すように名前を呼んで頬を撫でるがローは何も言わず、それに掴んでいた尻尾をべろりと舐め上げた。それに応じて見開かれる瞳とびくびく震える体。相変わらず弱いなと思いながら再度促すように囁けばローは目に涙を溜めながら必死で頷いてきた。

「俺がやったときはあんなに嫌がってたのに?そんなに気持ちよかったか?」
「ひっ、ぁあ!ゃっ、も、ゃあ…!」
「や、じゃないだろ。ここもこんなぐちゃぐちゃにして」
「あっ、ゃだぁ!だめ、だっ…〜〜っ!」

聞きたくないというように首を振るローに、舐め上げた尻尾の先端を軽く食んでやれば仰け反らせた喉をひくりと震わせる。同時に絶頂へと達したらしく、声にならない声を発しながら精液を腹の上にぶちまけていた。



「誰もイっていいなんて言ってねェけど」
「ぁ、…はっ、ごめっ…ゃっ、ゆ、すた、ゃあ…っ!」

許可なく勝手に達したローに窘めるような視線を向ければ、じわりと涙を湛えた瞳が揺れる。それにローの指を引き抜いてくるりと体を反転させると四つん這いにさせて腰だけを高く上げる体勢にさせた。
何をされるのか、と怯えを含んだローの瞳がこちらを見つめてきたがそれも無視してしまうと掴んだ尻尾を解れきったそこに宛がった。

「勝手にイったお仕置き」
「あっ…!や、やだっ、」
「さっきからそればっかだな。自分で挿れちまうぐらいだし、好きだろこれ?」
「ゃあ、すき、じゃなぁ…ひっぁあ!」

耳打ちするように囁いて否定の言葉を振り切ると嫌だと啜り泣くローを無視して一気に奥まで突き入れた。びくっと大きく跳ねた腰を見つめて、やっぱりこれじゃあお仕置きにはなんねェよなぁと思い直す。

「んっあぁっ!」

ガクガク震えるローを叱咤するようにズルズルと引き抜いてズプリと奥まで突き上げる。やはりローは気持ちよさそうに喘ぐだけで(もちろんその快楽は度を超えた辛いものだとは分かりきっていたが)、どうにもお仕置きにはならなそうなのでイけないように根元を戒めてやることにした。

「ローの好きなこれもつけてやるよ」
「ゃっ、なにぃ…っ、!ひっ、ゃだ、や…ふぇ、ゃだぁ…」
「イけないように焦らされるのも好きだろ?」
「な、で…やだぁ…っ、ぁああ!ひっ、まって、ゃああっ!」

嫌がるローを尻目にコックリングで根元を戒めてやると泣きながら首を振ったローに出し入れを激しくしてやる。びくっと撓る背中にキスをして、イけないように戒めた自身を抜いてやれば喘ぎ声とも叫び声ともつかない声を上げた。
ローはひどく快楽に弱いのでこうして達することができないよう縛られるのが大嫌いなのだ。それに加えて自分が一番弱いところを同時に刺激されておかしくなると泣き喚いている。
その度にゾクゾクしてどうしようもなくてもっと虐めたくなってしまう。

「ここは?弄ってたのか?」
「んゃあっ!そこは、ひっ、だめっ、だめぇ!」
「何で駄目なんだよ。こんなに真っ赤に尖って…」
「っ、あ、〜〜!」

弄ってもいないのに赤く腫れて尖りきったそこをつつくようにして触れるとローは泣きながら首を振った。必死になって体を捩るその姿が可愛くて、逃げても無駄なのになと思いながらその尖りをぎゅっと抓んでやる。コリコリと芯をもったそこを押し潰すように弄ってやればローの体が大きく震えて。ぎゅっとシーツを強く握る様にくすりと笑った。

「あっ、あ…!ひっあ、やだぁ、も…おかし、なるぅ…!」
「かわい…もっとおかしくなっていいぜ?いっぱい気持ちよくしてやるからな?」
「ふぁ、やら、ぁ!あっあ、きっどぉ、っ!」

びくびくと痙攣しながら絶頂を迎えるローの項にキスをしてそっと耳を食んでやる。乳首を弄られて達してしまったのだろう、中をおもいっきり締め付けてしまったらしく、言い様のない快楽に逃れることも出来ずにローはぼろぼろと涙を流していた。
久しぶりな訳だし俺的にはもっともっと乱れてほしい訳で。そのためにこんな「お仕置き紛い」のこともしているんだから、もっと乱れたローが見たいと思うのは素直な欲求だ。

指の腹でぐりぐり押すように乳首を弄れば押し返すようにぷくりと腫れていく。それをさらに爪で引っ掻いてやればローはまた声もなく達してしまった。どうやら乳首を弄ると反動で中を締め付けてしまうらしい。それに快楽に弱い体が堪えられるはずもなく。

「あっぁあ!あっ、も、だめ、だよぉ、!」
「何が駄目?」
「ひっぅ…きもち、よすぎ、て…んぁ!あたま、おかしく…ひっぁあ!」

ローの返答と可愛らしく喘ぐ姿に満足したので、突き上げる角度を変えると前立腺を的確に責め立てる。途端ローの体がびくびく震えて。

「あ、っあぁ、ゃっ、だめ…あっあっあ!いくっ、いちゃっ、っ!」
「勝手にイくなって言ったろ?」
「んぁあっ、や、とま、な…とまんな、のぉ!」

もちろん縛っているので吐き出すことはできないが吐き出さなくとも絶頂を迎えることは出来る。無理だとは分かっているが、それすらも遮るようにして言えばローは断続的に迎える絶頂に泣きながら首を振った。

「んっ、ぁあ!やっ、も、きっどぉ、ゃだぁっ、それ、やっ、」
「こんなに気持ちよさそうにしてるくせに」
「ふっ、あ!やっ、も…きっどのが、い…っ!」

最早理性もなくなってしまったのか、こちらを振り返っては涙目で懇願するローににやりと笑うと、こいつの痴態にすっかり反応した自身を取り出した。尻尾を咥え込んで善がるそこはヒクヒクと蠢いていて、先端を擦り付けるようにして宛がえばびくりと跳ねる腰。項にキスして後ろから抱き締めるように覆い被さるとローはふるふると首を振った。

「やっ…きっど、のかお…みたぃ…」

瞳を潤ませながらじっとこちらを見つめてくるローに喉を鳴らす。まったく、顔見たら手加減出来なくなると思って俯せにしてやったのにお前は。そう思いながら、それでもその可愛いお強請りには勝てなくて、頬にキスすると上体を起こさせて向かい合う体勢へと変えてやった。途端ぎゅっと抱きついてきたローにくすりと笑って頭を撫でる。ちゅ、と額にキスをして、それから唇にも。舌を絡ませればローも一生懸命舌を動かしてキスに応えようとする。その健気な様がまた可愛くて、キスに夢中なのをいいことに尻尾を咥えたままのそこに再度宛がうとそのまま腰を打ち付けた。

「んぅっ?!――…〜〜っ!!」

びくんっとローの体が大きく震えて、両目が見開かれる。キスのせいで矯声が洩れることがなかったというよりもあまりの刺激に声が出なかったと言う方が正しいのかもしれない。
挿れた瞬間の締め付けの強さに眉根を寄せる。深く口付けていた唇を離せば強すぎる刺激にぼろぼろと涙を溢すローがいた。

「あっ、ぁ…ひっ、ゃ、ぬ、て…しっぽ、ゃあ…」
「何で?気持ちいいだろ?」
「ひっぁああ!ゃだっ、まって、まっ、ぁああ!」

少し突き上げただけなのにローは大袈裟に体を揺らして喉を仰け反らせる。あまりに敏感に感じとる様子にやり過ぎたかと思うが限界まで開ききり、中をぎゅうぎゅう締め付ける後孔と泣いて縋りつくローに我慢も何もかも吹っ飛んでしまって。

「っ、悪ぃ…めちゃくちゃにするかも」

ぼそりと耳元で呟けばぎゅっとシャツを握られて、やだ、おかしくなる、と泣きながらローがしがみついてきたが、それでも、結局はそれすらも俺を煽るものでしかなかないのだということをローは知らないらしい。眉根を寄せて泣きつくローにぷつりとどこかで理性の糸の切れる音がした。






「んっ、ぁあ!ひっ、あっあっ、いく、いっちゃ、!」
「また、か?」
「ふぁ、だっ、てぇ…あっぁあ!」

ズンッと奥を突き上げてやればそれでローは何度目かの絶頂を迎えた。最早何度達したか分からないというところまできているのだろう。先走りにまみれたそこははち切れんばかりに頭を擡げていて、それでも達することは許されず、ローは強すぎる快楽に泣きながら何度も絶頂に達していた。

「あっあぁ!ひっ、ぅ、ゃらぁ…あっ、あ、おかし、なっちゃ、よぉ!」
「はっ…かわいーな、ロー…何回でもイっていいぜ?」
「んんっ、ゃ、やっ、へん…へんになる、ぅ!ひっ、く、あ゛っ…〜〜!」

ギリギリまで引き抜くと、不意に掴んでいた手を離してやる。重力に従ってズプッと飲み込まれていくそれにローは眉根を寄せるとぎゅうっと強く抱きついていた。どうやらまたイったらしく、小刻みにびくびくと震えている。その体に気遣うことなく突き上げてやればローはその強い快楽に泣いて縋ることしか出来なくて。

「んっはぁ!ゃあっ、またくる、いっ…ひっあっ!」
「すげェなロー…っ、イきっぱなしかよ」
「ひぅっ、あっ、きっどぉ!も、ゃっあ、いきた…!」
「ん?イっていいぜ。ほら、」
「ひっぁあ?!〜〜っ!…あっ、ちが、ちが、のぉ…だした、ぃ…ひっく、おねが、こわれちゃ、っ」
「っ…は、も少し…一緒に、な?」

わざとらしく液に塗れたやらしい自身をさらにぐちゃぐちゃにするように抜き上げてやればローはびくびくと背を震わせ再度絶頂に達してしまう。苦しくて仕方がないのか、眉根を下げて泣いて懇願する様子にそろそろ限界かもなとその震える体を抱きしめてそっと額にキスをしてやった。はやく、と啜り泣くローに律動を速くしてやれば一段と嬌声が大きくなって。

「んんっ、はぁっ!ゃらぁ、も、いっちゃ…ひっ、いっちゃ、よぉ!」
「っ、イっていいぜ?」
「あ、っ――〜〜っ!!」

瞳を潤ませこちらを見上げるローにくすりと笑うと涙が伝う頬にキスをして自身の戒めを解いてやる。びくびくっと一際大きく背を震わせて絶頂へと達すると同時にぎゅっと抱きついてきたローを抱きしめながら、その強い締め付けに俺も中に吐き出した。






朝起きてベッドから出ようとしたらものすごくだるくて起きれなくて、絶対ユースタス屋のせいだと思って怒ろうと思ったら喋れなくなっていてびっくりした。
口を開けてもぱくぱくするだけで掠れた息みたいのしかでてこない。そう思ったらだんだん喉もひりひりしてきて、やっぱりユースタス屋のせいだと隣で寝こけるユースタス屋をじっと睨みつけてやった。

でも睨みつけてもユースタス屋はすやすや寝てるばっかりでだんだん馬鹿らしくなってきて、ため息を吐くとその赤い髪をくるくる弄る。そういえばこうやって朝目を覚ましたらユースタス屋が隣にいるのってすごく久しぶりだなと思ってたら何だか嬉しくなってきて、昨日のこともちょっとだけ、まあいいかなという気持ちになってしまう。
そんなこと考えながらユースタス屋の寝息を聞いてたらやっぱり俺もだんだんうとうとしてきて、ユースタス屋に抱きついたらぎゅって抱きしめ返されて頭をさらりと撫でられた。ユースタス屋起きたのかなぁってうとうとしながら思ってたら、今日はずっと一緒だからな、って言われてそれがあんまりふわふわしていて夢かもしれないかと思ったけど俺の大好きな顔でユースタス屋が笑ってキスしてくれたからやっぱり夢じゃないのかぁって嬉しくなってもっと強くユースタス屋に抱きついた。







90000hitにてキリリクしてくださった景様に捧げます!もう本当遅くなってしまってすみません><
とことんキッドに虐められるロー、趣味全開でOKです!との何とも俺得なリクを頂いてしまったので…ずっとやりたかった猫ローで二輪挿しをやらせて頂きました^^^^
ちゃんとリクに沿えてるでしょうか…?何だか途中からキッドが優しくなってしまったり、猫を意識して書いたらローが常より馬鹿っぽくなってしまったり…しかも結局甘々クオリティですみません(笑)
こんなので宜しければどうぞ!><
よかったらまたリクしてやってください!リク有難うございました!





[ novel top ]


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -