昨日は雪が降ってたけど朝はきらきら晴れていて、いつもよりも少し遅い時間に起きた。ユースタス屋と遅めの昼食とって、初詣行って、そのまま今年最初の買い物。ユースタス屋は新しいジャケットを買ってたな。俺は前から欲しかったブーツがちょうどセールで安くなってたから買った。ラッキーだ。
そのあとはユースタス屋と適当な店入って昼飯食って、地下で夕飯の買い物して。美味そうなケーキがあったからそれもユースタス屋に強請ったり。俺がミルフィーユでユースタス屋がベリータルト。男二人で新年早々ケーキ買うってのもおかしいだろうなって思ったけど細かいことは気にしない。食いたいものは食いたいのだ。
ケーキを並んで買ったらそれで今日はお仕舞い。朝遅くに起きた以外はいつも通りの日常。でも「新年」ってつくだけで、少し特別な気分にもなる。
家に帰ってきたら風呂に入って、少し経ったら二人で夕食の準備した。つっても適当に食いたいやつ買ってきたからそれを並べるだけだけど。ほとんどユースタス屋の独壇場みたいな感じだったな。見てて腹一杯になったからあんまり食べなかった。もっと食べろってユースタス屋に怒られたけど、なんかそういうのって心配されてるって感じで擽ったい。
「ロー、ちょっと来て」
夕飯も食べ終わって食器を片付けているときにユースタス屋に呼ばれた。手を拭いて隣に座ると見慣れた袋を手渡される。PATRICK COXだ。中を見てみれば、きらきらと眩しいカラーチェンジ・キュービックのピアス。今は室内の灯りを受けて水色に光っている。綺麗、素直にそう思った。
「これ…」
「今日たまたま見つけた。似合うと思って」
少し早口でそう言ったユースタス屋に思わず笑った。何で俺がこれを見て、すぐにカラーチェンジ・キュービックだと分かったか。答えは簡単、この間ユースタス屋と出掛けたときにいいなと思って見てたから。そのときは金もあんまなかったし、ユースタス屋にどうしたって聞かれたときも別に何でもないって何も言わずに切り上げたのに。あー、もう本当こういうのって擽ったい。
「ありがと、キッド」
「…おう」
くすくす笑って、ユースタス屋にピアスを手渡すとつけてと催促する。いつもつけているピアスを丁寧に外され、つけられる新しいピアス。きらきら光るそれに触れて、大事にすると笑った。
「あー…今年も宜しく、お願いします」
「こちらこそ。不束者ですが宜しくお願いします」
到底似合わないような台詞を並べ、二人で顔を見合わせて笑う。今年もこんな風に、ずっとユースタス屋といられればそれで幸せ。
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うちのメインは一応同棲パロなので(笑)、二人にも年明けしてもらいました!
本当にこいつらは糖度が高くて困るww