絵空事 | ナノ

 キドロキラペンで学パロ!

「メニューいるか?ほら」
「もう持ってるからいい」
「そっか。なんか食いたいのあるか?」
「…これ」
「これ…ってお前飲み物かよ。他いらねェの?俺が奢るから遠慮しなくていいんだぜ?」
「別にいらない。遠慮とかしてないし腹減ってない」
「ん、じゃあ頼むな」





「…ユースタスって意外と健気?」
「トラファルガーが恐ろしく無愛想なだけじゃないのか?」
「そっか?あれがローの普通だけど。つかいつもより楽しんでるし」
「…あれで?」
「うん…あ、メニューきたぞ…うわ…あのロールケーキうまそ…」
「頼むか?」
「見てるから頼んどいて」
「はいはい」





「トラファルガーこれうまいぞ。食ってみるか?」
「いらない」
「なぁ、お前あーゆー映画好きなの?
「今日見たやつ?」
「そーそ。感動系?みたいな…」
「…嫌いじゃない。ベポが出るから観ただけ」
「そっか。……あのさ、もしかして不機嫌?つか俺といるの詰まんねェ?」
「違う…俺よく無愛想って言われるから…楽しいぞ?」





「無愛想っていうのは自分で自覚あるんだな」
「あーだって結構気にしてるし、それ」
「そうなのか?」
「うん、自分の無表情さ加減とか半端じゃないからな。しかも素直っつうか…思ったことすぐ口にするから余計あれらしい」
「でもあの様子だとキッドは気付いて…」
「どうだろうな。でもそれ分かっとかないとローとは多分付き合えない。…あ、やっぱうま。…いる?」
「一口」
「んー」





「別に無理しなくていいぜ?俺が無理言って誘ったんだしさ」
「………」
「…トラファルガー?」
「………」



ちゅっ




「!?」 がたっ
「バッ、キラーなに立ってんだよ!バレるだろ!」
「悪い…だが今トラファルガーが…」
「ローがどうかしたのか?」
「キッドにキスを…」
「え?マジ!?見たかった…どこにしてた?」
「頬に軽く…や、唇か…?角度が微妙でよく見えなかった。まあ一瞬で離れたけどな」
「あーあ…キラーにあーんなんてしてなきゃよかった…」
「いやそれは…」





「…これで分かった?俺、お前といて楽しいから」
「………」←無言で頷きまくる「っ…もうしないからな」
「…ずっと?」
「……今日は、もうしない」
「っ、あーもうヤバイ…超嬉しい、ってかお前可愛すぎ…」
「も、いいから早く食えよ」
「うん…あーマジにやける…元に戻んねェかも…」
「…大袈裟だ、バーカ」





「…なんか見てるこっちが恥ずかしくなってきた」
「違いない」
「でもかわいーなーロー照れるとか珍しー」
「…分かりにくくないか?」
「慣れれば別に。つかあーいうのをギャップっていうんだろうな」
「ああ、だからか」
「なにが?」
「キッドのタイプ。ギャップがある奴が好きらしい」
「あー…なるほど…ん、」
「メールか?」
「うん。シャチかな…」





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10/24 17:42
From ロー
To penguin.k@super.rookies.com
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お前らうるさい。

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「!?」
「…バレてたか」

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