「――ったく、本当にこれでいいんだな?」
「『勿論。最初からこの選択肢しかなかったよ』」
「後悔しても知らねえぞ。……お前、初めてだろ?」
「『初めてとかそんなの関係ないよ。……後悔なんて、するわけ無いだろ?大体善吉ちゃんと一緒なんだし』」
「っ……俺はお前と違うんだよ!」
「『……そんなことないし』」
「俺は無理矢理にでもちゃんと食べるからな!俺は二回目だから、もう把握してるんだよ」
「『善吉ちゃんの癖に?僕もできるかな……』」
「ならお前がやめたらいいんだろ。無理して俺と一緒にするから……」



〜10分後〜


「うっ……はぁ、はぁ……」
「『っはぁ……やだ……もうやだ!!』」
「なぁに、泣き言、言ってんだよっ!」
「『ひゃっ!いきなり口に突っ込まない、でっ!ちょ、待って無理ぃっ!まじ無理っ!まだ、まだはいってるから……っ!あ、ぅう……』」
「お前まだ全然じゃねえかよ!、っ、あ、辛い……ほら、俺だって我慢してるんだから早くしろって!!」
「『僕は善吉ちゃんとは、違うの!ぁ、うう、やだ……もう嫌だって……!!ふぁ、もう痛いっ!!中がぁぁっ!なんか、なんか……もうやだ……無理だってっ!』」
「俺だって辛いんだよ……でも……っはぁ、ちょっと楽になってきた……っ」
「『あ、善吉ちゃん、卑怯だよ……っ!僕もその白いの飲みたいっ!ちょう、だいっ!っ、あ、痛いぃいっ!!』」
「ほら、っよ!やるから、好きなだけ飲めよ!!さっさと終わらせるぞ!!、っはぁ、いたぁ……っひりひりする…っ!」
「『あ、あ、ありがと……っ、あ、もうちょっとだから、待って、て……!』」







***





「――というわけだ。美味しかったぜ結構!」
「『うん!自分で言うのも変だけど……喉元過ぎれば熱さ忘れるじゃないけどさーまだ行きたいなぁ〜美味しかったし』」
「今度はみんなでいこうぜ!」
「確かにいい案だな。私も行ってみたいものだ。本格的なのは食べたことがないからなぁ……」
「私も私もー!」
「俺もあんまり行ったことないですねー是非行きましょうめだかさん!」
「俺達はセットだったから……なんか白くて甘い、飲むヨーグルトみたいな奴がついてて美味しかったですよ!」
「『ね!また食べに行きたいねカレー屋さん!』」


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