1.見上げた先には
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「(嗚呼、私は、知っている。)」

水中からみる水面を

蒼いゆらめきを

白い小波を

私は

知っているんだ。


少女はそれに対してなんの疑問も抱かなかった。

本来それが当たり前であるような、言ってしまえば呼吸するような感覚ですんなりと受け入れてしまったのである。



「(???)」


そうして暫くの間海中を漂っているうちに、少女は違和感を覚えた。

何か、違う。
今までの海とは違う。

そうしているうちに少女は何かに押し上げられた。

「君、大丈夫かい!?」


1.見上げた先には

 

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