Side Yukimura
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少し間が開いてから、美舞は頷く。



「潤斗の推薦って事なら、私は受けるよぉ、マネージャー試験。」


「それは良かったよ^^」



本当は仁王の推薦なんか無視したかった。


でも仁王が嬉しそうに美舞について話すもんだから、俺は仁王が少しでも部活内で過ごしやすくなるならって思った。



「今日の夕方からで良ぃい?」


「ああ。まずは仕事の説明とかするから、部室に来て」


「わかったぁ」とにっこり笑ってコテンと小首を傾ける



やめろ、虫ずが走る


美舞からは仁王に似た雰囲気を感じる…

でも仁王とは違う。


確かに何処かは同じだけど、決定的に何かが違うんだ…



「それじゃあ、もう良いよ。
早くしないと昼飯食べそこねるだろうし」



早く居なくなってくれ。

頭を整理したい



「あ、そっかぁ!
ありがとう、じゃあまたね」



美舞を見送れば、柳生が怪訝な顔をして近付いて来る。


そりゃあそうか、俺は柳生と同じぐらい…

それ以上に近いぐらい美舞に闘争心を燃やしてたんだから



「何故あんなにすんなりと?」



ほら


ニヤける口元を隠す様にニッコリ笑っていれば、後ろから柳が代わりに話してくれた。



「美舞は仁王のお気に入りの様だからな。」



そこまで言えば、柳生は「そうでしたね」と少し不機嫌になって引き下がった。

うん。俺も美舞にはイラッてくる^^



「ゆ、幸村…ι」



口元をひくつかせる真田とジャッカルなんて知らないっ♪


だけど…



「美舞の化けの皮を剥がして、どう落としてやるか…」



が楽しみで仕方がない。



「精市、そういうのは口に出さない様にしろ


「あ…」








幸村は一体どんな子なのか管理人自体わかってません←


ただ、何と無くでは色んな事がわかってるかと思います。






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