番外編


ほぼほぼ会話文



「おいユウリ、アマテラスを私に近づけるんじゃあない。」
「何でッスかー?噛まないッスよー?」
「私は犬が嫌いなんだ。」
「噛まないッスよー?」
「それはもう聞いた。」
「じゃあ何で嫌いなんスか?」
「人間にへーこらする態度に虫酸が走るんだ。」
「別にアマテラスはへーこらしてないッスよ、自分以外の言うことあんまし聞かないッスし、自分の言うことも時々聞いてくれないッスし。それにアマテラスは狼ッス。」
「犬だと言っていなかったか?」
「筆しらべを思い出したときにそういえばこの子確か犬じゃねぇなって思い出したんスよ。」
「犬も狼も変わらんだろう。」
「いやー違うッスよー。ほら、触ってみたらどうスか?フワフワッスよー。」
「触らない。」
「ぶー。仲良くしといた方が良いッスよー。噛まれちゃうかも。」
「さっきは噛まないと言っていたのに?」
「何事にも絶対は無いんスよ。でも大丈夫ッスよ、まあ、大きな狼ってのは確かに怖いかもしれないッスけど。」
「ちょっと待て、怖いなんて一言も言っていないぞ。」
「えー?怖くないなら良いじゃあないッスかー。」
「しつこい。嫌いだと言っているだろう。」
「もー。だってーアマテラス。」
「ワン。」
「ねー?つまんないッスねー。」
「勝手に言っていろ。」
「もう良いッスよー。帰ろーアマテラス。」



「ってことがあったんスよー。」
「そうでしたか。苦手な人にあまり無理に勧めてはいけませんよ。」
「むー。でもでも、でも、分かってもらいたいんスよ。」
「その気持ちは分かりますが、無理に勧めては余計に嫌われてしまいますよ。」
「うー。テレンスさんはアマテラス嫌いッスか?」
「いえ、私は嫌ってはいませんよ。」
「なら良いんスけど。邪魔だと思われてたりしたらアマテラスが可哀想ッス。」
「DIO様も邪魔だとまでは思っていませんよ。」
「そうッスか?」
「ええ、大事なスタンド使いですから。」
「う、それは、なんか、違うんスよー。」
「ペットとして可愛がって欲しいのですか?」
「そうッス。アマテラスは狼なんスよ?可愛がられたらやる気もでると思うんス。」
「それはあなたの役割ですよユウリ。DIO様が嫌いな分あなたが愛してあげなさい。」
「………分かったッス。」
「それは良かったです。」
「アマテラスと遊んでくるッス!」
「はい。夕食までに帰ってきて下さいね。」
「はーい。」


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