Diary
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#4

久しぶりに日記をごにょごにょ。
ここ最近は海外ドラマや映画ジャンルにずぶずぶな日々ですが、なんだかんだ、どのジャンルに行っても私が嵌るキャラって共通してるなあと自分の業を思い知らされます。
「何にも代えられないある一つのことに夢中になってる人」を好きになることが多いんですよね。臨也なら人間観察だし、及川さんならバレー、シャーロックなら事件捜査。そのことに人生のほとんどを捧げていて、他のことは二の次三の次。優先順位の一位から五位くらいまではその一つのことが占めてる。
こういう人たちってとっても原作外の人間関係を挟みにくいし、夢小説を書くにあってすごく難しいキャラ造形なんですよ。おいそれと大事なものを作らなそうだし、自分が夢中なもの以外には常に一定の応対しかしなさそう。だからこそ、ある一人の人にいつの間にか執着してたり、意図せず振り回されたりしたときに美味しいわけですが……。

「特別を作らない人間の特別」ってやっぱりぐっときますよね。偏屈で何を考えてるかわからない男と、ちょっとずつ関係性を積み重ねていき、代えがたい絆を結ぶ、みたいなカタルシスが好きなんだなあと最近シャーロックを書いていて再認識しました。
そしてその相手は、誠実ながら不器用で精一杯な(そしてとても辛抱強い)女の子だとベタだけど嬉しい。男は、彼女の何がそんなに特別かわからないけど、どうしても無視できないし他の奴にはとられたくない。そんな自分に初めは納得できないけど、結局は折れる。大事ですよ、認めます。だからどこにもいかないで。みたいな。

けどわからないふりしてるだけで、考えてみれば相手が自分にしてくれたこと、認めてくれたこと、許してくれたこと、辛抱強く愛してくれたこと、それらの全部が特別でかけがえのないものなんだって、本当はわかってるんですよ。
それでいつのまにか自分もその子に応えて、返してあげたくなってるんです。俺を好きでいてくれるって、考えてみたらすごくない!?ってある日唐突に相手の非凡さに気づく。これはなんとしてもこのまま自分のものにしておかなければ……って。
なんかこう書くと本当にどうしようもない男みたいだけど、これはもう一生変わらない性癖なんだと思います。
後はやっぱり、頭のいいキャラクターに惹かれます。Brainy is the new sexyです。頭の良さがちょっとおかしな方向に傾いてると尚いいですね。

そんなわけで、きっとこれからも恋愛観不明なキャラの恋愛をじりじりと探ってく、みたいなことを続けるんだろうなあ、と思いながら降り注ぐ太陽フレアの中で大悟にいたる辻子でした。どうぞよろしくお願いします。

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9th.Sep.2017


 
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