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 「――私も一緒にバカやってたんだけど。急に、怖くなった。」

 「それは、君が母親になるから?」

 「なんでッ・・・・!?」

 「お腹、庇ってたでしょ。精神的にも不安定になってるみたいだったからね。――彼氏さんには?」

 その問いに首を振る。時任が理由を尋ねると「何を言われるかわからない。」「怖い。」そう言った。

 黙っているのは卑怯。そう、時任は言った。No nameも同意であるため口を出さずにいたがやはり情緒不安定になっているのだろう。

 感情が高ぶり、大声を上げる。

 「信じてもいないのに好きとか言うなよ。悲劇のヒロインぶったって何も始まんねーだろ。」

 「…悪いね。こいつ口のきき方知らなくてさ。」

 「いでででででで!ッ久保ちゃん!!」

 「――本当のことしか、言えないのよ。時任は。」

 その言葉に、とっさに謝るが3人は特に気にした様子もなく寝るために片づけを始める。

 今、必要なのはゆっくりと考える時間だろう。一応、気を使っているのだ。




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