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 「…逃げちゃった。」

 「ジープ!」

 No nameがぽかんと敵を見ていると4人は急いでジープに乗り込みNo nameを呼ぶ。

 「あの子。大丈夫なの?」

 「このまんまじゃ確かに手ェ出せねーな。」

 「…三蔵。あの子、どうするの。」

 恐る恐るNo nameは三蔵の指示を仰ぐ。

 そして―――

 「飛び降りろ!」

 三蔵の声が星華に届いた。

 「叩き落せ。悟空。No name。殺すだけが脳じゃないだろ。衝撃をやわらげろ。」

 「はい!」

 「しゃっあ!伸びろ如意棒!」

 八戒の運転とNo nameの力で星華は悟浄の腕の中に。妖怪は無様に地に叩き落された―――。





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