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「――殺すといったんだクソ野郎。」
「おい、ジョーダンだろ。まさか…!?」
皆がマントを取り姿を露わにした時はもうすでに遅い。気づいたところで男たちに逃げ道は存在しないのだから。
「――さて、どうします?こちらの方々。」
「そりゃもーボコでしょ!!」
「殺せ。今殺せ。すぐ殺せ。」
「私、帰って寝ていい?」
「そいじゃま、とっとと片付けますか。おねむだもんねぇ。No nameと三蔵様は。」
そして、今度は男たちの悲鳴があたり一面に響き渡った。
No nameはこれから自分もこの一向に加わったのだから身の振り方を考えないといけないと考えてしまった。
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