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 町の人の証言をもとにジープをだし、探すことにした5人。

 「妖怪の仕業って見てわかるものなの?」

 「僕らは妖気がわかりますから。ですが、あの町の人たちにはそういったことがわかる方はいらっしゃらないようですね。」

 「………」

 「実際はどうなんだろうな。――太郎兄さんはねむそうねぇ。」

 「…うるせえ。」

 「てゆーか腹減ったぁ。」

 5人は宿屋のお姉さんを探しに外に出たが、納得いかないことがあった。

 妖怪の仕業だと町の人は騒ぐが妖気は感じない。それに、もし妖怪の仕業だとしてこの程度の被害で済んでいることがおかしいのだ。

 暴走した妖怪には女性だけを狙うことを考えることはないだろう。死体は切り刻まずに食うだろう。

 では、今回の事件の犯人はだれなのだろうか。






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