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2
「あの!――私、後ろでいいです。2人の間で大丈夫です。」
「No name?ダメですよ。女性が男のそばに警戒もせずにいるなんて。」
「こー見えて俺紳士よ?同意じゃなきゃ手は出さないっての。」
「悟浄…?それが、信用に値するとでも?」
ぐぅぅぅきゅるるるるる
「腹減ったああああああああ」
また言い合いになりそうになりNo nameはハラハラしながら止めなくてはと思っていた。しかし、悟空の盛大なお腹の音に言い合いは止まった。
「とりあえず…保留という事で。」
「――おう…」
「なー三蔵!腹減った!」
「うるせえ!このバカ猿!」
スパーン!
三蔵のハリセンが炸裂。No nameは唖然としている。そんなNo nameを見て八戒と悟浄は笑い出す。
「ふふ。No nameこんな感じなんです。うるさくて嫌になったら言ってください。」
「あ…はい。その時は、お願いします。」
ようやく、旅の始まり。スタートラインに立った。
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