確認
気絶したNo nameをつれ何とか町までたどり着いた。巻き込んでしまったという思いから宿は5人分取ることにした。――
「―――ん。こ、こ・・・?」
「あ!八戒!起きた!」
「え?・・・あ。」
「おはようございます。あれから丸1日寝ていたんですよ。」
No nameが起きたことで男たちが集まってきた。よって、昨日曖昧になってしまっていたNo nameがこの世界に来た時のことと自己紹介をすることになった。
「じゃあ、自己紹介からですね。僕は猪八戒です。」
「俺!悟空ってのよろしくな!」
「沙悟浄でーす。かわいいね。お近づきにならない?」
「あ、No name…です。」
「―――」
「三蔵?どうかした?」
「……いや。玄奘三蔵だ。」
話をまとめるとこうだ。
――悟空が湖に水を汲みに行ったときに声が聞こえたらしい。声は湖の中心の方から聞こえていた。人が立てるような足場はなく不思議に思ってみていると目を開けていられないような強い風が吹いた。風がやんだ時に三蔵、八戒、悟浄も湖まできた。その時、湖からNo nameが水に守られるように出てきた――
という事らしい。
次は、No nameが彼らの問に答える番だ。
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