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 ――翌朝

 「結局何も思いつきませんでしたね」

 「修行に連れて行くこともできないからな。」

 今まで、修行の時No nameは皆の帰りをおとなしく待っていたが体の成長によって自由に動き回ることができるようになった。せっかく歩けるようになったというのにこれでは酷ではないだろうか。どうにかしてNo nameを傍においてやりたい。しかし、ここは三蔵になるべく集まった者たちが修行を早朝から夜まで行っているのだ。No nameの面倒を見る暇があるものなど居ない。どうすべきなのか――。
 
 

 結果、おとなしい子であることからNo nameをこっそり連れて行くこととなった。

 「No name。大人しくしててくださいねー。雪の中に入ったらダメですよ。風邪ひいちゃいますからね。」

 「・・・峯さん。もう行かないと。No nameは大丈夫だ。」

 「峯明君。玄灰君もこういっているんだ。大丈夫だよ。さあ、行こう。No nameちゃんもいい子で。ね。」
 
 「いーこ!できう!」


――専門分野の時間


「――であるから――ん?………。峯明!」

「わあ。――起きてます。だいおーぶです。」

「寝てたじゃなーか。」
 
 「ならば、今読んでいたとこのの続きを――――」







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