(ライブMCにて/出身地捏造注意)

「大阪…ですね…。えーっと…」
(キョロキョロとメンバーを見渡す)
「たこやき! …食べましたか?」
「いや、さっきみんなで食ったじゃん」
「あ、…うん、はい…さっき、食べました」

* * *

「オレの知ってる九州男児はこんなもんじゃねーぞ! もっと声出せ! 熱くなれ! オレの知ってる九州女子もこんなもん、じゃ…」
「やるなら最後までやれよ! 恥ずかしがってんな!」
(ヒーヒー笑う高尾、声を抑えて笑うことに必死な黒子)

「なんだ…、福岡、ちかっぱ好いとうよ!」
(観客の反応にガッツポーズで喜ぶ青峰)
「「「「………」」」」
「火神くんはたしか、昔福岡に住んでたんですよね」
「ん?あぁ、そうそう。実は、そうなんだ…です。出身といってもすっげー小せえ頃にちょっとだけ住んでただけなんすけど、」
「どんくらい住んでた?」
「おー、確か…2、3歳ぐらいだな」
「正直覚えてんの?」
「ぶっちゃけ全然覚えてないわ」
(観客から何処に住んでいたのかという質問が)
「お?」
「どこに住んどったとー?だって」
「あー、お母さんに聞いた話だと…小倉?ってところなんだけど、マジで記憶にないくらい小さかったから全然覚えてないんだけどさ…」

* * *

(高尾の誕生日がライブと近いということで)
「(祝ってくれて)ありがとう。こんなにたくさんの人にお祝いしてもらったの人生で初めてだよ。ってか、みんなは覚えてなかった?オレの誕生日が近いって」
「覚えてたし! きちんと絶対覚えてましたし…」
「オレもちゃんと覚えてた!」
「去年もね、みんなで祝ってくれてねー」
「そう、祝った!…誕生日はな、みんなプレゼントくれんだよ」
(どんなのー?という観客の声)
「毎年みんな欲しいやつ…貰ってますね」
「去年の誕生日は欲しかったパーカーもらったわ。で、その前が…ステーキ食べさせてもらったな」
(観客からたべさせてー!の声)
「おぉ、いいぞ。おごってやるよ! 後でな!」
「じゃあ今日は青峰のおごりってことで」

* * *

(ライブ中にテンション上がっちゃった黒子くん)
「僕ですね!ずっとやりたかったことがあるんですよ! 今日やってもいいですか?」
「やりたかったことって?」
「ここ(センター)から分かれて、声の大きさで対戦をですね!」
(青峰、火神 お腹を抱えて笑い出す)

「じゃあ男の子と女の子で分かれましょう! 先に男の子からなんですけど…、(レスポンスの)声が高いので」
「声をね、荒げちゃえばいいんだよ」
「そうですね、そうしたがいいので…見本を、青峰くんが」
「オレェ?!」
「じゃあ、大我(ドラム)カモン!」
(ドラムに合わせて、声を荒げ、カラスみたいな声でレスポンス。するとメンバー大爆笑)
「どうだ!」
「さ、最高です…ふー、じゃあ、今度は男の子の後に女の子を」
「やんねえからな!」
「じゃあテッちゃんが女の子のパートを」
「オレまたやんの?…ってこら、火神! ドラムやめっ!」

* * *

(iPhone5について)
「俺らみんなiPhone4で、今度5が出るじゃん?だからみんなでネット予約したんすよ。そしたらさー」
「火神くんがね」「火神がねー」
「あの男が、一人でネットの予約キャンセルして店頭に予約しに行きやがって」
「ここで予約したほうが早く手に入んだぞーって見せつけたくて」
「結果、彼だけが未だにiPhone4なんですけど」

(2週間後)

「ようやくiPhone5届いたんすよ!やっぱLTE早えわ!すげえ!!」

(4日後)

「火神だけまだiPhone4だってことで、俺らとかスタッフにいじられてたんだけど、ようやく彼もiPhone5を手に入れました!」
「おめでとう!」
「ありがとう!」
「すっげーはしゃいでたよなー。早いとか綺麗とか」
「オレはね、あの時の火神の無邪気な笑顔は忘れないよ」
「そんで、この前俺らみんなで桜島にある世界一だか日本一だか長い足湯にいってさー。そのときも彼はiPhone5を持ってはしゃいでいたわけですよ」
「楽しそうでしたね」
「まー足湯が気持ちよすぎたんでしょうね。彼のiPhoneまで足湯に入っちゃって」
「あの時の絶望に満ちた火神の顔は一生忘れられません」
「彼のiPhone5は未だに電波を探してます」
「ありがとう!iPhone4もすげえ綺麗だからな!」

(130213)
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