※大人キセキ捏造設定/とてつもなく長いです。

◎ 二十歳を超えたキセキと黒子とマネージャーが飲み会を開いたようです。


「じゃあ、とりあえず生の人ー!」
「俺、ゆず梅酒のソーダ割りで」
「僕はサムライ・ロックかな」
「えー、じゃあ俺はストロベリー・ミルクでー」
「僕はチャイナブルーにします…緑間くんは?」
「チョコレートグラスホッパーにするのだよ」

「どどどどどど、どうしよう青峰くん…今のドリンク、私の知ってる女子会より女子だよ…!」(←とりあえず生派)
「…まあ、こいつらビールなんて飲まねえかんな」(←いつまでもビール派)
「果てしなく女子!」

「青峰っち達はなんにするんスか?」
「生一択」
「峰ちん、えろー」
「あ?」
「「敦(紫原くん)、めっ」
「全く…、品がないのだよ」
「あー…、私は…、シャンディガフで…」
「了解っス」

「お前、見え張っただろ」
「この女子会のような空気にあてられたと言って」


◎ 各人、お酒が届きました。


「じゃあ主将、乾杯を」
「そうだね、僕達の再会を祝して…乾杯」
「「「「「「乾杯!」」」」」」

「お久しぶりだね、黒子くん」
「そうですね、高校でもあまり会えませんでしたし…」
「だったねえ。……ここ、平和だね」
「そりゃあ、鉄壁がいますから」

「なんだあ、黄瀬…早くグラス空けろよ」
「ちょっと青峰っち、スイッチ入るの早くないっスかあ?!」
「そうなのだよ…ちょっとは味わって飲むのだよ」
「そういう緑間っちはすでに顔が真っ赤っすね…」
「あれ…これ全然強くねえし…」
「じゃあ敦、これを飲むといいぞ」
「赤ちん、ありがと〜」

「ねえ黒子くん、あれってスピリタスだよね?」
「彼にとってはあんなもの砂糖水も同然です」
「ごめん、よくわからないかな!」

「いいから飲めよ、黄瀬、ほら」
「ギャー!!何してくれるんスか!梅酒とビールとか最悪じゃないっスか…」
「うるさくて飲むものも飲めないのだよ…」
「まあまあ、ミドチンもこれ飲んで」
「(あ)」
「たまにはお前も気が利くのだな…ありがたく頂く…ぞ?!」(バタッ

「え、緑間くんがもらったのって…すぴりたs…」
「彼はお酒に弱いですから」
「そこじゃないよね?そこじゃないよね?!」


◎ さっそく緑間くんが沈没しました。


「僕もこっちに避難しようかな」
「あ、赤司くん」
「さて、マネージャーは選手のお世話が仕事だったよね」
「ちょ、な、何言ってるんですか、やだなー、HAHAHA」
「逝け」
「え、じ、字が違う!しかも黒子くんも拝まないで!やめて!」
「君のことは忘れません」(南無)

「…さて、テツヤは僕と日本酒でも嗜もうか」
「えっ」(ビクッ
「僕の酒が飲めないってかい?」
「そんなバナナ!」


◎ マネージャーが召喚されました。


「おら黄瀬、黒ビールとのミックスもうめえぞ?」(ヒック
「っス…」
「……」(スヤァ
「すぴりたすって、本当にお酒なのかわかんねえし…水じゃん」
「(ここが地獄や)」
「お、マネージャーも俺のビール飲みてえよな?」
「わ、わたし、烏龍茶が」
「うん、飲みたい!」(裏声)
「黄瀬くん?!」
「自分だけ助かろうなんて、させねえっスよ」
「?!」

「ねーねー、ミドチン、おきてー」(ゆさゆさ
「……うっ」


◎ 黄瀬くんも出来上がってきたようです。


「ひゃっ、ちょ、もう、腹いてえ…青峰っち、も、わらっ」
「マネージャーのおっぱいはさつきの半分」
「ふっ、じ、事実はっ、時に人をッ、傷つけるっスよ…くくっ」
「あははー…(コイツらいつか絶対ぇブッ飛ばす)」
「ねえマネージャー、ミドチン起きないんだけどー」
「ああ、うん…そりゃ…ね」
「あ、マネージャーのグラス空じゃん。俺が水いれたげるー」
「ど、どうも?」

「スピリタス注がれましたね」
「ああ、注がれたな…ところで、テツヤ。グラスから酒が減ってないようだが」
「いやいや、だから僕は辛口の日本酒は苦手だって言ってるじゃないですか」


◎ マネージャーも青峰くんも出来上がってきたようです。


「あー、まじあの男いるかブッ飛らす」
「おーおーやっちまえ!そして、そのまま食われろ」
「ひえっ、も、二股かけられるとか、ひっ」
「黄瀬るんお、ゆるさらいから!」
「……つか、オレ無理。便所、吐く」
「はけはけー!」
「俺もトイレ…」
「おぉ?!連れしょんらな?!」

「あれ、マネージャーひとりなの?」
「むらはきはらくんら」
「酔っちゃったねー…キスでもする?」
「しらい」
「相変わらずケチだね」(チッ
「えーちれんろーま!」
「知らねえし…あ、黄瀬ちんたちのグラスも空いてんじゃん。水入れとこー」

「酔っぱらいが完全に違うジャンルのネタをぶっこんできましたね」
「しかも歌詞が違うな」
「そういえば赤司くんって、お酒飲んでも顔色一つ変えませんよね」
「ポーカーフェイスが売りのテツヤがそれを言っちゃうのかい?」


◎ グロッキーな黄瀬くんと青峰くんが帰って来ました。


「あー、無理、寝るわ。帰る頃に起こせ」
「はあ?!…ったく、この人酒飲むとまじめんどくせえッスわ」
「まあまあ黄瀬ちん、はいお水」
「ありがとうっス…?!」
「うまい?」
「こ、これって酒…」
「すぴりたすって言うらしーけど、詳しくは知らねえし」
「やっぱりね!」
「やっぱり?…ねえ、マネージャー起きてー」(ゆっさゆっさ
「あ、ごめん、紫原くん、ゆす、ゆ、はく」
「えー?」
「相変わらず紫原っちはマネージャーの事が好きっスね…」
「えっ?!」(トゥンク
「おもちゃとして」
「うん、かわいーしおもしれーし」
「わらしのときめきをかえへ!」
「でも、俺はマネージャーのこと好きっすよ。女として」
「黄瀬ちん、だいたーん」
「……その台詞、何人のおんなのこにいっれきらの?」
「えー、覚えてないっスよー。ユリちゃんとアイちゃんはこれで一発だったし…まあヤッたのは一発だけじゃねえっスけど?」
「わー、黄瀬ちん絶倫〜」
「褒めてもなんも出ないっスよ」(へらへら
「照れんな、キモい。去ね」(ギロッ
「マネージャー、関西の言葉うつってきたねー」

「…?」(むくっ


◎ 緑間くんが目覚めました。


「なんなのだよ、この地獄絵図は」
「緑間っち、はよーっす」
「おはようではないのだよ…、青峰も屍ではないか」
「あおみれからのへんりはらい、たらのしかあれのようら」
「もう黙れ。大体黒子と赤司も紫原の後ろに避難するとは情けないのだよ」

「「!!?」」(ギクゥ

「やあ、真太郎。よく眠れたかい?」
「緑間くん、眼鏡の型がついちゃいましたね」
「お前達、その体で大男たちを連れて帰る自信があるというのだな?」
「「いえ、滅相もない」」

「大体お前らは俺が副主将だと言う事を忘れてるのだよ。何度言っても赤司のいうことじゃなければ首を縦に振らない。俺のメンツは丸潰れなのだよ。平部員のお前たちよりは幾分か上の立場の人間に対してなってなかったのだよ、まったく。それにだな、あの時も…」(つらつらつら

「(あーあ、まだ酔ってるし。これいつまで続くんスかねえ)」(←ちょっと酔いが覚めてきた)
「うん…うん…そーらね…」(←酔いが回ってきて眠い)
「………(チッ)」(←苛立っている)
「…敦、GO」
「いえっさー」

「そもそもあれだってお前たちが我儘言わなければだな」
「まあまあ、ミドチン。これ飲んで落ち着いてよ」
「紫原…お前!!あ、ありがたかく頂いてやらんこともないのだよ…?!」

「あれ、何かデジャブ」
「水に見せかけたスピリタスですね」
「僕の文句を言うなんて、100年早いよ」


◎ そろそろお開きです。

「青峰っち、そろそろ帰るっスよ。起きたおきた」
「あー…?んだよ、黄瀬か」
「んだよじゃないっスよ。起きてマネージャー担いでくださいっス」

「さて、どうやって帰ろうか」
「ここからだとミドチンは俺と赤ちんが持って帰らなきゃだねー」
「じゃあマネージャーは僕らが持って帰りますね」
「みーどちん、いくよー?」
「……」(スヤァ)(2回目)
「返事がない、ただの屍のようだ」


◎ 赤司くん達はタクシーで、黒子くん達は歩いて帰るようです。


「じゃあ気をつけて帰るんだぞ」
「おやすみ〜」

「あっちにブルジョワかたまりすぎじゃね?」
「たしかに」
「つーか、黄瀬。テメーがタクシー代ぐらいだせよ」
「イヤっすよ!つーか青峰っちはマネージャー抱いてるんスからいいじゃないっすか」
「こいつ米俵より重ぇぞ?」(俵担ぎ)
「ひでぇ!!」
「ん…、視界が、揺れる…」
「あ、起きましたね」
「はっ!!黒子くんより視界が高い!」

「潰すぞ」

「まあまあ、黒子っち落ち着いて」
「あ、黄瀬くんだ〜」(へらっ
「マネージャーだ〜」(シャラッ
「青峰くん、今すぐその担ぎあげたモノを落としてください。さあ今すぐ、ライナウッ」
「んぉ?」


◎ 分かれ道に差し掛かったようです。

「じゃあ僕達はここで」
「2人共、帰ったらちゃんと寝るんスよー」
「わーってるっつーの」
「えへへー、ふたりともまたねー」

「楽しかったね〜」
「寝てたから知らねえ」
「またまたー!…ねえ、この担がれ方、青峰くんのおしりしかみえなーい」
「生憎、俺もお前のケツしか見えねえよ」(ペシッ
「痛い!ひどい!何時もは優しいのに!」
「テキトーなこというなっての。わけ分かんねえ事いってっと、帰っても寝かさねえぞ」
「言っても言わなくても寝かさないくせにー」

「にしても、あの二人は付き合ってるのマジでバレてないと思ってんスかね」
「お馬鹿さん同士ですからね。おそらくは」
「あーんな優しい顔して担いでるくせにっスか?」
「そういう人達です」

「聞いてきいて、赤ちん」
「どうした?」
「マネージャーにあのあともキスしようと思って近づいてったら、峰ちんに超ガンつけられた」
「ああ、見てたよ。あの時の大輝の顔は額に入れて収めたいぐらい面白かったよ」
「気づいてないのってミドチンと本人たちぐらいっしょ」
「…だろうな」

「………んぁ?!」


続かない!
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