Prologue





ニブルヘイムを出て数年が経った。

ずっと好きだったクラウドを追いかけてミッドガルに来た私だけど、出来ることは、どうにか彼に会えないかと街で目を凝らすことだけ。


重い、って思われるかな。そうかもしれない。

でも私には、あなたしか居ないから。

何も望まない。
ただ次は私があなたを守りたいだけ。



ねぇ、あなたは今どこにいますか?

私は、ずっとあなたを探しています。

会いに来てよ。

もし少しでも私と会う気になったなら私は、





神羅カンパニーの兵器開発部門にいるから。








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