白き炎と淡い夢 あとがき
まさかの二年後。
シフェルーは十五歳になっています。
成人済みです。
ダリスは三十一歳になりました。
でもまだ若い。
ダリスの過去の話は辛くて、書くのが苦しかったです。
戦争中だからって、何でも許されるわけではないと、わたしは思います。
他にも辛いことがたくさんあって、ダリスは戦後王都を離れて放浪していました。
偽シャリムが言ったような、弔いの旅とかではなく、とにかく王都や他の魔導士から逃げたいという、マイナスな理由からでした。
シフェルーと出逢って、少し自分と重ねて、徐々に人間性が回復していきました。
そのあたりをもう少し丁寧に書けたら良かったなあ…。
勢いだけで書いた話は、読み直すと粗が目立ちますね…。
でもだからと言って、どこを修正していいか分かりません。
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