Sunny daysを終えて
Sunny daysの連載がスタートしたのは「左手の薬指」の前に運営していた「天竺牡丹」というサイトでのことでした。
確かな日付は覚えていませんが、2006年だったと思います。
この二人のお話は、当初から10話完結と決まっていました。
タイトルを10話分先に考え、内容もほぼ決まった状態での連載開始。
(この頃はまだノートに設定などを書いていたので、今も残っています)
けれど実際書いてみると、驚くほど上手くいきませんでした。
第1話の文章の拙いこと…。
お恥ずかしい限りです。
途中、旧サイトを休止、閉鎖して、二人のお話からずいぶん気持ちが離れた事もありました。
「左手の薬指」をオープンさせてからも、かなりスローな連載ということもあり、中々お話は進まず…。
けれど8話を書いた時、「ああ、もう次で最後だ…」と。
(今だから言えますが9話はかなり前に書き上がっていたのです)
最終話を書き始めたのは、2012年の冬のこと。
日記でも、もうすぐ完結みたいな事を書きました。
しかし書いてみると、全然ノってこない!
ラストの1ページは先に書き終わっていたし、ストーリーや台詞も頭の中にあるのに…。
きっと、どこかでこの二人の話を終わらせたくないという気持ちがあったのだと思います。
しばらく間をおいて、何度か1話めから全て読み返して…。
そうして書き始めたら、拍子抜けするほどあっという間でした。
正直、少し、いやかなり(笑)寂しかったです。
でも、新しい連載の子達も待っているし、尚哉と直の二人が完結を望んだんだろうなあ、と…。
スタートから数えて九年(!)。
自分でも驚くほど長くかかってしまいましたが、今までありがとうございました。
本編は完結ですが、やっぱり寂しいので、たまーに番外編を書くかもしれません。
その時はまた、よろしくお願い致します。
「Sunny days」をご愛読くださったすべての皆様へ。
感謝を込めて。
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