アイ・ノウ
「っ、はァ…カズマっ…ツ、ぁ」
「ふ…ぅっ、…ユ、ウヤ…も、動くな…」
「…？何で。チンコも触ってっから、気持ちいいだろ？」
心底不思議そうに言いながら、ユウヤはまた腰を引く。
「ゃ…！っ、ダメ、だって…っ！」
「んなコト言われても、俺もー限界…っ」
温度の上がった息を吐いて、またユウヤが腰を突き出してくる。
今度は、さっきよりも深い。
「ン、ぁあ…！ぁ…、やっ…」
ヒクヒクと体の中が痙攣したのが分かった。
中で動かされると、今まで感じたことのない痺れがくる。
「カズマ…おまえ…」
ユウヤもそれに気づいたのだろう。
続けざまに腰をスライドさせてきた。
「ゃだ…、も、ダメ…ぇ、っ…ァっ、ぁ…、ふ、んんっ…、ぅ…」
「ダメじゃないだろ、動かした方が感じるんだろ？」
「っ、ア…、ぁ、…ぁ、あ、ァっ、は、ァっ、…！」
激しくなるユウヤの腰の動きについていけなくて、無意識に体が前へ前へとずれてしまう。
「カズマ、ダメだ。逃げんな」
甘ったるい快感で、体に力なんか入らないのに。
逃げているつもりなんかないのに…！
ユウヤはペニスに絡めていた指をほどいて、動かないようにと腰を掴んでくる。
「ん…、ユ、ウヤ…ぁ、ン！…、ァ、ぁ、あ！っ…っ、そんな、ァっ、激し…っ」
頭が揺さぶられるほど、腰の動きが速い。
湿った音も、耳が追いつかないほどに短い間隔で響いている。
「ャ…、っ！」
卑猥な音に耐えられなくなって、思わず耳を塞いだけれど、腰の振動が伝えるのか、じゅぷじゅぷという音はやまない。
「ひ、ャ…ぁんっ、ッ、ぁあ、…！」
「カズマ、めちゃくちゃエロい声…っ…ァ」
そう言うユウヤも、はあはあと息を乱して、イヤらしい声を上げている。
「中も、…なんか、濡れてきてない？」
「っ…、知らな、っ…んっ、ふ、ッ」
「ゴムしてないし、すげー分かるっ…中、ぬるぬるで、めっちゃ…イイ、よ、ハァ、っ…カズマっ…」
自分の中の湿り具合は分からない。
でも、ユウヤがすごく興奮しているのは分かる。
ユウヤの表情を確かめたくて、顔をあげて、背中の上に覆い被さった体を振り向く。
「…っ、…、は、ぁ…ッ…！」
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