MESS!!
「あっ…!ン、んっ…ちー、っ…ふ、ぁ、アっ」
「ふ…っ、月生っ…!」
翻弄されっ放しなのが悔しくて、腰の動きに合わせてふるふると揺れる月生の性器に手を伸ばす。
「ァ、ん…!ちー、だめ、っ…ぁっ、あ…や…っ、スゴ…い…っ!」
――スゴいのはこっちだっつうの。
どうしてくれる?
この、下半身。
「あっ…や!…んんっ、ちー、…っく…また、…ァっ、おっきく、なっ…」
「月生のっ…せい、だぞっ…っ、ハ…」
「んァ…っ、ぁ、っ、も…だめ、ぇ…っ、そん、なっ…ぁ…イくっ…ン…」
「月生、俺、もっ…イク…」
「っ…は!ぁ、ンっ…や、ァ、ちー、っ…ち、ぃっ!…ァ、んっ…ふ、ァっ、ぁ、あっ…!イ、クぅ…っ、はっ、ァ――っ!!」
二人で同時に熱を弾けさせて、くらくらする頭で夢中で互いの唇を貪った。
繋がりを解いて、月生の体を抱え直す。
俺の胸に顔を預けて、もぞもぞと足を動かす月生に、どうした、と声をかけた。
「んー…ちー、おしり、痛い」
「……自分のせいだろ。待てっつうのに、ガンガン腰振るから」
「だって…」
気持ち良かったんだもん、とまた何の悪びれもなく口にする。
月生の頬も耳も、まだ赤い。
瞳も、艶っぽく潤んだままだ。
――ちくしょう。
可愛いじゃねぇかっ!
セックスの前からずっと、今日の俺は月生にやられっ放し。
今すぐはムリだろうが、この先絶対リベンジしてやる、と心に誓う。
そんな俺を不思議そうに見上げる月生にキスを落とすと、その顔はたちまち甘い笑顔になる。
手に取るように分かる月生の心が、愛しくてたまらなかった。
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