Typhoon Area
許すって、何を？
僕、何を考えてたんだっけ？
またしても、答えることができなかった。
そんな僕の体を抱きしめながら、尚哉さんは低い声で囁く。
「直が許してくれるまで、何でもするから…」
熱の集まった場所を、ズボンの上から撫でられた。
「あっ…ん、ぁ、ァ、はっ」
尚哉さんが力の抜けてしまった僕の体を抱えて、ベッドの縁に上げる。
足を広げて座らされて、僕の足の間に尚哉さんが床に膝をつく。
「ひさやさん、…ぁっ」
ズボンのチャックをおろされて、下着の中に尚哉さんの指が侵入してきた。
「これなら、許してくれるだろう…？」
そのまま下着をずらされて、腫れて赤くなったものがひょこんと顔を出す。
その先っぽを、尚哉さんがぺろっと舐めた。
「は、…ンっ」
何が何だかよく分からないまま、尚哉さんは僕の恥ずかしい所を舐め続ける。
目を細めて、ゆっくりと舌を動かす尚哉さんの手に、ズボンと下着を座っている腰のギリギリまでずらされた。
腰の横の骨を撫でられ、その指が尚哉さんの口の方に動く。
上を向いた先っぽの下を、つうっとなぞられたので、足がピクッと跳ねた。
「なお、かわいい」
甘い声で、息を吹きかけながら僕の先っぽに話かける尚哉さん。
指と舌をつかって、尚哉さんは優しく僕を刺激する。
「ん、…ぁっ、は、っン、あ、ァ、…ふ、ぅ…んっ」
クチュクチュ、ペロペロ。
くにゅくにゅ、れろれろ。
尚哉さんの顔が埋められた足の間から、信じられないくらいエッチな音が聞こえてくる。
「ぁ、ァ、んっ、やぁ…だ、めぇっ」
足の付け根にあたる尚哉さんの髪を握って、離してくれるよう、少し引っぱる。
「なお、ゆるして、くれるか？」
僕の先っぽをくわえたまま、尚哉さんがしゃべるので、気持ち良くってその問いに答えることができない。
「ァ、や…だめ、もっ、ぁ、んっ、ふ…ぁっ」
「だめ、か。なら、もっと、だな」
違う。
その、だめ、じゃない。
違うの。もう、舐めちゃだめ。
「ゃ、ちが、…っふ、ぁ！」
僕をすっぽり口の中に包んで、尚哉さんの頭が上下に動く。
「ん、っン、ぁあっ…ぁっ、あ、…はぁ、ァっ」
ちゅぱちゅぱとやらしい音をたてて、僕に触れる尚哉さんの口の中は、頭がとろけてしまいそうな程やわらかい。
それに、すごく熱くて、僕の熱も増してしまう。
口の中で尚哉さんの舌が動いて、先っぽをちゅるちゅると吸われる。
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