◎ アルヴィンへ

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｢アルヴィンに手紙出そう思ってたけど、やっぱりやーめた｣

｢…アイツ、手紙出すとか言って全然来てねぇ！伝書鳩をわざわざ買ってやったのに何なんだ！｣

｢ねぇ、アルヴィンが何故か僕への手紙内容に君の事ばかり書いてあるんだけど…｣
｢え、うっそ。それ本当？｣
｢ほら｣
｢あぁー、本当だ。｣
｢手紙出してあげたら？｣
｢えー、私ジュードみたいに律儀に書かないし｣
｢手紙は心が込もっていれば良いと思うよ。それに君からの手紙、ずっと待っているみたいだし｣
｢仕方ない、書いてやるか｣

｢お、やっと来たか！えーと、『何でも良いらしいから書いとく。アルヴィンしつこい。以上。』……って何だよそれ！！ジュードの野郎、手紙で散々伝えたってぇのにコイツの手紙何だよっ｣

｢もう届いたかなー？｣
｢何て書いたの？｣
｢えっと、ウザい。みたいな内容｣
｢ええっ！？そんな内容で送るなんて…(今頃アルヴィン怒ってるだろうなぁ)｣

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