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――…そう言って、奇捜班三人は出ていきました。

by坂田銀時。

やっと俺の出番がきた…。
てかなに今回の話?

さっきから俺の台詞がひとっつもなかったんですけど。それどころか1Page前には俺がいるという描写すら書かれてない。

そんなに俺を亡きものにしたいかよ。

それに何あいつ?ナイト?は?お前そんなんやって恥ずかしくないの?

ヅラやマヨは会えばわかるとか言ってたけど、ますますむかついてきたんですけど。

あの『てめーらみたいな小物に興味はねーよ』みたいな余裕ぶっこいた態度?

気にくわねーんだよコノヤロー。
あんな奴おっかけてたまるかコノヤロー。




というわけで、俺は一人部屋にいる。

べ、別に怖くなんかねーよ?

誰だ今ビビリーって呼んだのは。
そんな関西ネタ、関東で通じると思ってんのか。





…後ろに人の気配。

いや、後ろのもう少し上…窓辺り。


何かごそごそとしている。

あ、何かロープみたいなの投げた。

それが天井のシャンデリアに巻き付いて。


影が飛んだ。

あー、あれだ。ターザンの『あ〜ああ〜。』みたいな感じ。

そしてそのまま影がすごいスピードでこっちに……

え?

こっち?

「危なっ……!」

影が何か喋った。

影を避けられず、身体にありえない程の衝撃。

みしぃ、と嫌な音が身体から発する。


「がっ………!」




そのまま壁へぶっ飛ばされた――。





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