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「ぎゃぁああああ!お化けさんごめんなさい!いやホントまじですいません!」
「黙れェェ!さっき言ったことをもう忘れたか!」
「そそそ、そうだぜ坂田。何お前ビビビビビってんの?」
「はぁぁあ!?ビビってねーぞ俺は!お化けさんに誓う!」
「………てめーら。いい加減にしねーと頭ぶち抜くぜ?」
「「「申し訳ございませんでした。」」」
とても警察とは思えない口調で俺らを黙らせる高杉。(無理もないだろ?銃口こめかみに当てられてんだぞ?)
ひょっとしたらこの中で1番まともなのかもしれない。(冷静沈着だし。)
と、その時。
高杉の拳銃がけたたましく鳴った。
「ぐぁぁあ!高杉に撃たれた!高杉に撃たれた!覚えてろ高杉!この恨み、化けて晴らしてやるぅ〜…。」
「阿呆。てめーには撃ってねーよ。」
……あれ?確かに死んでねぇ。
「おぃ。いい加減出て来たらどうだ?そこにいるのは分かってんだよ。」
高杉が窓を見上げる。
「早く出てこねーと次は弾当てるぜ?」
「……さすがは奇捜班の方でさァ。」
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