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「おぃおぃおぃ〜また盗まれたのかよ〜。全く最近の警備はどうなってんのかね〜。」


そう言って坂田は新聞を俺に放りなげた。

持ち前の反射神経でなんとかキャッチする。

「『怪盗ナイト(夜)またもや現る!』だってよ〜。しかも一面だぜ?」

俺はガサガサと新聞を広げる。

そこにはたしかにデカデカと『怪盗ナイト(夜)またもや現る!』と載っていた。
一面トップ。


記事を読むととある美術館で『パプペポンの柱』という柱が怪盗ナイトに盗まれたらしい。

俺は本格的に記事を読み始めた。

「おい土方〜。お前暇そうだから読者に俺達のこと説明しろよ。多分今俺達が誰でどこにいるかとか読者に伝わってないと思うからさぁ〜。」

「いや、机に足乗っけてケーキ食ってるやつの方が暇そうに見えるんだけど。」
「俺がこの設定説明するとき、お前のことなんて紹介しよっかなぁ〜?ヘタレ、マヨラー、ビビり…。」

「わぁ〜ったよ!やりゃいいんだろやりゃあ!」

…くそっ。




まず、俺の名前は土方十四郎。

多分この話の語り手。
職業はいわゆる刑事で、『奇怪事件捜査班(通称奇搜班)』の一人。


まぁ一人といっても班には四人しかいないんだが。


そんで、ついさっき俺と喋ってたのは坂田銀時。


奴を一言で言うと…ちゃらんぽらん?うん、ちゃらんぽらんだな。(坂田の「誰がちゃらんぽらんだ!」って言う文句は無視。)


なのに、俺より武術が優れていて、強い。むかつく。天パのくせに。(フォークが飛んできたがギリギリかわした。)


俺の特技は…パソコン?

まぁ一応刑事だし、捜査ファイルとか今の時代パソコンに入ってるしな。



あとの二人は今上層部(うえ)に呼び出されてここ(荷物置場を無理矢理改造した奇搜班本部)にはいねぇ。



「…このくらいでいいか?」

「いいんじゃねぇ?」


「いいわけあるかぁぁー!」





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