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夜の美術館。
「おい!誰か来てくれ!」
警備員らしき男が叫ぶ。
「どうした!?」
「ここに展示されていた『パプペポンの柱』が失くなっている!」
警備員の懐中電灯が照らすのは『パプペポンの柱』と書かれたプレートのみ。
そこにあったのだろう柱は跡形もなく消えていた。
代わりにあるのは一枚の黒色のアイマスクが書かれている名刺程の大きさのカード。
そのカードには『怪盗ナイト(夜)』と記されてあった。
カードを見たその場の警備員らは声を揃えた。
「…ヤラレタ。」
いかなる警備もものともせず、華麗に獲物を盗み出す―――――。
その名は――「怪盗」
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