一番に伝えたい。(総受けで高沖オチ#2015沖誕)



HR前
「おい総悟。今晩何時に寝る?」
「は?急に何ですかィ土方さんきめぇ。さっき起きたばっかだっつーのに。」
「うっせ。で、何時に寝んだよ。」
「あんたに教える義理はねぇ。」
「…そうか。」
「?張り合いねーの。」

昼休み
「そーご!!そーごそーごそーご!!」
「ちょ、苦しバ神威首締まってるって!!」
「ね!!今日何時まで起きてる?てかそーごの家ってどこ?」
「うぐっ!だから離せって!何時寝るとか俺は眠たくなったら寝るスタンスなんでィ!」
「了解!ちゃんと起きててよね!!あとそーごの家は!?」
「…。」

体育の時間
「あ、沖田ってさぁ、いつも何時に寝てるぅ?」
「…あんたもですかィ坂田。何それ聞くの流行ってんの?」
「いいからいいから。12時ぐらいなら起きてるよね?」
「多分。…今日何かあんのか?」
「んんん?それ今聞いちゃうー?あ、こっちパスパス!」
「はぁ…。」

下校時
「『桂さんから伝言』」
「あれ、おまえ確かヅラのペットの…」
「『夜12時に窓を開けてスタンバっててください。by桂』」
「窓?」
「『寝るんじゃねーぞガキが。』」
「誰がガキでィ。」

その日の夜。
「うわまた死んだ!何でィこれ無理ゲーじゃねえか。ザキのやつ明日シめてやる。」
『ブーッブーッ』
「くっそもっかいでィ!待ってろラスボス!!」
『ブーッブーッ』
「へっ。同じ間違いはしっ…あぁああ!!や、だからそれ無理だって!!」
『ブーッブーッ』
「こんにゃろぜってークリアしてやらぁ!!」
『ブーッブーッ』
「ここをこう…でぇい!!え、ちょ、それアリかよ汚えって!!」
『ブーッブ「うるせぇええ!!誰でィ今いいとこなんでさァもしもしぃ!?」
『あ、悪ぃ何かまずかったか?』
「へ、あんた………」
『よ。』
「……え、この声マジか高杉!?」
『おう。』
「うわ珍しいですねィあんたがかけてくんの!やっぱ電話になると声違う!」
『そうか?おまえの声も若干高いってかテンション高けーな。』
「あぁ今エキサイトしてやして…え、つか悪ぃすぐ出なくて。」
『どうせゲームでもしてたんだろ。』
「そうでィ聞いてくだせーよ!ザキに借りたやつくっそムズくて全然楽しくねーんでさァ!」
『じゃあ今度いいの貨してやるよ。またうち来い。』
「マジですかィ行く行く!高杉おススメのやつなら期待持てまさァ。」
『たりめーだろ。ゲーム屋の息子をなめんな。あ、そんで本題なんだけど。』
「あぁそーでしたねィ。どしたんでィこんな時間に。」
『実は今度の夏親父が仕事で東京に行くらしいんだけど、俺の友達何人か連れてってやるっつってて…』
「マジでか!」



「分かりやした!明日姉ちゃんに許可取っときやす!」
『おー。…………。』
「高杉?」
『…な、今一人か。』
「?そうですけど。」
『あー良かった、勝った。』
「はィ?」
『あと3秒…』
「なに?」



『沖田、おめでとう。』
「…何が?」
『誕生日だろ、今日。』
「いや今日7日…」
『時間。』
「え、時間…12時!?うわもう8日か!」
『あーマジで良かった。』
「良かったって?」
『いや、伝えられて。』
「何でィそれ。別に明日学校で会えるじゃねーか。」
『ばっか一番最初に言いてーだろ。』
「へー。」
『んだよ。』
「いや、案外高杉もロマンチストっつーか何つーか。」
『うっせ。』
「へへっ。や、でもありがとうごぜーやす。まさか日付変わった瞬間に祝われるとは思ってやせんでした。」
『おう。』
「まさかこのために電話してきたんですかィ?」
『……悪かったなロマンチストで。』
「うわマジか!これ明日学校で言おう!」
『言わなくていい!もう切んぞ!』
「あぁちょっと待って!!高杉!ほんとにありがとうごぜーやす!嬉しかったでさ!」
『…あぁ。おめでとう。じゃまた明日。』
「へぃ、おやすみなせェ。」



「かなり喋りこんじまったなぁ。うっわ土方と坂田から着信きてんじゃねえか。…はぁあ!?50件!?いや土方に至ってはプラス長文メールかようっぜええ!!!あ、神威からも…道迷ったへるぷみーって一体何がしてーんだこいつは。……何で窓に鳩が止まってんでィ。」



*****

沖田ハピバ!

なんかこういう高杉もいいなぁと思って書きました。珍しく高杉オチ。(笑)何やかんや出し抜いて沖田の心掴んでそう!
ちなみに窓の鳩は桂からの伝書鳩ですw





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