夢見る少女の苦難

 
「‥はあ‥どれどれ、」

俺は漫画を書く手を止めて幼馴染が差し出す封筒を受け取った。そして中身を見る。

「‥‥‥ど、どう?」

「‥うーむ‥」

「な、なんかドキドキしてきた‥それっぽい感じがする!‥で、どう?」

「いや、どうっつっても俺、正直こういうジャンル興味ねェし。」

「滅殺!!」

「ぐぶぉわっ!」

なら無駄に溜めんなよ!と正論を言う幼馴染のボディーブローは見事に俺の鳩尾に入った。



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