でも、続かない時間。

明日の朝、途中まで一緒に行かない?とメールを送った私に返ってきたのは‥


『悪い、今日溝に落っこちたダチが足捻ったみたいで明日はそいつと学校に行かなきゃならない』


了承のメールを送って携帯を閉じる。うん、これは仕方ないよ。だってお友達が怪我をしてるんだもの。優しいヨシタケは一緒に学校まで行ってくれる。

鏡に映った自分の顔は悲しげだった。そんな自分に急に情けなくなる。そして同時にイライラが募る。

なんでこんなにも私は醜いのだろう。ただ、一緒に学校に行ってくれないだけでこんなにも悲しそうな顔をするなんて。

嗚呼、私の弱虫。

そう胸中で醜い自分に毒を吐いて枕を思い切り壁に投げつけた。


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