「ねえ、タダクニ」

「どうした?」

「タダクニはラブレターってもらったらどう思う?嬉しい?」

「え?そ、そりゃあ‥嬉しいだろ」

「ほんと!?」

「あ、ああ」

「じゃあ‥はいっ!」

「え‥な、なにこれ‥」

「ラブレター」

「!ま、マジで!?」

「受け取ってくれる‥?」

「お、おう‥ありがとな、」

タダクニは愛からラブレターを受け取った。タダクニは期待に胸を膨らませながら封を開ける

「‥‥‥‥‥」

「‥‥ら、ラブレターなんて初めてだから照れ臭いな、」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「でも、よかった‥タダクニがラブレターをもらって喜んでくれるなんて‥勇気出してよかった。」

「‥なあ、愛‥」

「う、うん‥なに、かな?」

「これさ‥」

「‥‥‥‥‥‥」


「脅迫状じゃねーか!!」


タダクニの手の中にあるラブレターの中には、好きです。付き合ってくれないならタダクニを殺して私も死ぬ。とミステリー物によくある新聞紙の文字を切って貼付けてあった

「おかしいとこあった?」

「普通おかしいだろ!」

「あ、文字間違えてた?ゴメン」

「ちげぇよ!」

「ねえ、タダクニ。返事は?」

「え?お‥俺も好きだけどさ‥」

「‥ほんと!?本当に‥タダクニも私のこと好き‥?」

ドキン‥

「お、おう。」

「ありがとうタダクニ!」

「うおっ!‥お、おい、愛!いきなり抱き着くなよ‥!」

「嬉しい‥ほんとによかった‥」

「え?」

そういって愛はポケットから取り出そうとしていたキラリと光る鋭利なナイフを再び、ポケットにしまい込んだ‥



「いやー‥あん時はマジで殺されるかと思ったぞ、」

「あはは!当たり前じゃん!本気で殺そうとしてたんだからさー!」

今ではあの時の出来事は笑い話となっている。


threatening love letter




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