「としゆきって頭いい?」

「‥普通だろうな、」

「暗号とかクイズは好き?」

「嫌いじゃない」

「問題です」

「なんだ」

「あぎょうさんさぎょうご。」

「うそ」

「正解、早いね」

「愛が今言った‥あぎょうさんさぎょうごというのは、あ行の3番目とさ行の5番目‥つまり正解ばうぞ、だ」

「昔漫画で見たの言ってみた」

「そういう妖怪いたな」

「正解した賢いとしゆきにはこれをプレゼント!おめでとー」

愛はポケットからメモを取り出し、唐沢に差し出した。

「‥なんだ、これは?」

「正解者への賞品でーす」

「‥‥ただのメモじゃないか。」

「それは中を見てからのお楽しみ!じゃあ私、帰るね。ばいばい、としゆき」

「あ‥おい、」

愛は唐沢がメモを受け取ったのを見ると立ち上がり、部屋を出ていった。部屋に残された唐沢は愛から受け取ったメモを開く

「‥‥‥数字‥、」

メモには数多の数字が書かれている

「‥これは‥暗号か?」

メモの内容は‥

「1 5 4 2゙ 333 22 4444゙ 333‥、」

唐沢はしばらくメモを見ていたが、なにかに気付いたように携帯を取り出す。そして‥

「‥そうか、そういうことか‥」

笑みをこぼし、机からメモ帳を出してシャーペンを握った



「愛」

次の日になって唐沢はメモを手に持ち、愛の家を訪ねた。

「やあ!暗号解けた?」

「‥ほら、」

「なにこれ?」

「これがおれの解答だ。じゃあな」

「あ、としゆき!」

唐沢は愛にメモを渡すと踵を返し、そのまま帰った。

「‥ほんとにわかったのかな、」

愛はメモを開く。中には‥

「‥‥っ!!」

内容を理解した愛はメモを握りしめて、自宅へと戻ったであろう唐沢の元へ走り出した。


(1 11 33 4444 11 7 333。)



暗号あいことば、


数字を携帯で変換すると‥?




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