私の好きな人が仮面叩き割られるぐらい、空気が読めないんですが
――もしもキラーが空気読めない人だったら
※キャラ崩壊注意!
「キレイですねえ」
「そうだな」
「今日は天気が良いから星や天の川が良く見えます」
「あれがアルタイルだな」
見張り台の上で星空を見上げる二人の男女
「キラーさん、星も詳しいんですね」
「知らないのか?」
「星の名前とかは知らないです」
今日はキラーさんと二人で見張り番。キラーさんが好きな私からすれば今日は絶好のチャンスな訳で、
「物知りなキラーさん、凄くカッコイイです」
絶賛、アピール中です。
「普通だろう」
(う‥やっぱり手強い‥でも、これくらいじゃめげないぞ!)
「キラーさんは織姫と彦星のお話知ってますか?凄くロマンチックな話ですよねっ」
「そうか?」
「はい、1年にたった1回しか会えない遠距離恋愛‥でも2人はそれでもお互いを愛してるんですよ?それって凄いことじゃないですか?」
「そうだな‥どんなに離れていてもお互いを愛し合っているのは確かに凄いな‥」
(あ、あれ?なんかいい空気?ちょっと甘くなったよね?いけるよね?いっちゃっていいよね!?)
「でも、そんなに愛し合ってるのに1年に1回しか会えないなんて可哀相‥」
(よし!これで準備オッケー!後は普通のパターンなら‥
『そんなの関係ない。おれなら泳いででも愛する女の所に行く‥そう、お前のもとにな』
『キラーさん‥!』)
「なんちゃってなんちゃってー!きゃー!そんなダメー!」
「そうでもないさ‥」
「え‥っ」
(キターー!)
「そもそも二人が引き裂かれたのは二人が結婚生活にかまけてお互いの仕事を放ったからだ、自業自得だろう?」
パリーンッ
その瞬間、私の期待した淡い恋心とキラーさんの仮面が割れる音がした
私は見張り台から落下するキラーさんを見ながら、少し赤くなった自分の握りこぶしをゆっくりと下におろした―‥
私の好きな人が仮面叩き割られるぐらい、空気読めないんですが
(どうしたらいいんでしょう)(知るか)
最後のはキッドさんです←
時季外れですねorz
元はお礼文に置いてましたが
とある事情でこちらに移行しました
(02/10修正)