「柔道・剣道・合気道ならどれ?」
「話が見えん」
「そう言われると思ってました」
「なら、先にそれを言え」
「私の戦闘力についてです」
「‥‥‥‥」
「そう、私の戦闘力は‥」
「5だな」
「‥ス◯ウターを使わずに私の戦闘力を言い当てるとは、やりおる。」
「で、それがなんだ」
「私の友人を思い出してください」
唐沢はいつも愛と馬鹿騒ぎをしている3人を思い出す
「私のスカ◯ターを軽く爆発させる程度の戦闘力を持った空手のヤナギンにレスリングの生島‥そして最強最悪のアークデーモン羽原」
「それはお前のス◯ウターが旧式だからだ」
「こんな面子の中に戦闘力5の一般女子高生の私。」
「‥そう考えればよく付き合っていけたなお前」
「ライオンと虎とティラノサウルスがいる檻の中にハムスターを放り込むのと同じことです」
「否定はしない。」
「どんなに頑張って揃えても私の装備品は右手にフライパンと左手にお鍋の蓋、そしてほんの少しの勇気です」
「そんな装備で大丈夫か」
「大丈夫だ問題ない」
「いや、あるだろ」
「これ程の装備をもってしても奴らに勝てないんです」
「フライパンじゃな」
「プロレスごっこをすると瞬殺されます」
「そもそもするなよ。」
「だから強くなろうと思いまして」
「‥‥別に、今のままのお前でもいいんじゃないのか?」
「それはこのまま生島からキャメルクラッチを喰らい続けろってことですか」
「お前そんなことされてるのか」
「だから私は強くなって生島にジャーマンスープレックスを掛けてやろうと誓ったんです」
「誰に?」
「ジャックに。」
「ヒデノリいねぇじゃねーか」
「ムエタイでもいいな」
「しなくていい」
「生島のケツにタイキックかます」
「もう柳に喰らってるが」
「こうなったら邪気眼しかない」
「いい加減目を覚ませ」
「ぐああああ!としゆき!今すぐ私から離れろ!邪気眼が‥っ!」
「人一人入るくらいの絆創膏って薬局で売ってたか?」
「当店ではわかりかねます」
「だから、お前はそのままでいい」
「なんでよ」
「‥‥もし、本当に柔道やらを始めたらその道場とかに通うだろう」
「通信講座で強くなれるんだったら通わないけど」
「そんなとこあるか。‥俺が言いたいことはな、もしそうなったらお前‥こうやって家に来ることもなくなるだろう」
「‥なに急にデレてんの」
「うるさい」
「‥‥‥‥‥‥」
「それに‥怪我をしたらどうする」
「としゆき‥」
「傷痕が残る怪我だってある。稽古だって生半可じゃない。痛い目を見る」
「‥‥普通、こういう時ってときめくとこなんだろうけど‥」
「?」
「もう既に痛い目見てるよ‥」
「‥‥‥本当に台なしだな」
どんなに弱いお前でも 俺が守ってやるから、
「‥としゆき、」 「なんだ」 「ありがと。」
なにこれ甘くない 会話ばかりですね、糖度ひっく!
すいません甘くしたいのに 私の文章力が5なので無理でした
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