幸せを独白致します




(!)年齢操作有り 大学4年生
夢主出番少ないです


今日は俺‥田中ヨシタケ(22)の幸せについて話そうと思う。

別にこれは俺の独り言なので
聞いても聞いてくれなくてもいい。

俺には同い年、同じ大学に通っている隣の家に住んでる彼女がいる。

その彼女の名前は愛。

高校2年の時から付き合っていて、もうすぐで5年になる。

長くなるかもしれないが、
付き合っていただけたらありがたい

愛とは長い付き合いで、幼稚園の時から一緒だ。気になり始めたのは小学生の時、完全に意識したのは中学生の時だった。

それから告白するのに何年もかかった。でも、高校二年生の時の文化祭の後に勇気を出して告白した。そしたら愛も俺を好きだったということが判明した。

それから色々なことがあった。

喧嘩もしたし、修羅場もあって
何度も泣かせたり、俺も数回泣いた
付き合ってて辛いこともあった

でも、それ以上に‥辛いこと以上に幸せなことの方が多かった。

帰り道、人気がないとこを歩いていると愛が急に俺の手をつねってきて、それが愛なりの手を繋ぎたいっていうアピールだったこととか、寝転がる愛の上にのしかかると愛が楽しそうに笑う。それを見るのが幸せだ。

愛がなにかと理由をつけて俺に手作り菓子をくれる、それを食べるのが俺の幸せ。

ウマい、って言うとはにかむ笑顔がかわいい。また食いたいと呟くとさらに喜ぶのがかわいい。

俺の家族が旅行でいない時、仕方ないと言いながらも嬉しそうに飯を作ってくれるのも幸せで‥料理を作る愛の横顔や後ろ姿を見るのがなんだか気恥ずかしくて、でも嫌いじゃなかった。

食べ終わった後に2人で片付けたり皿洗いをするのが幸せ

俺が女子といると不安げな表情で俺を見る愛、愛をそんな表情にさせているのが他ならぬ俺だということに幸せを感じる。不安を感じる必要なんてないのにな。

つまり、愛が隣にいること
それが俺の幸せなのだ。

俺の全てで、愛を世界一幸せにしてやりたい、

そして、一緒に幸せになりたい。


「なあ、愛。」

「ん?」

「俺さぁ‥すげえ幸せ、」

「‥いきなりどうしたの?」

「いきなりじゃねーよ‥ずっと前から思ってたし」

「私も、幸せだよ」

「‥‥こんなこと言うなんて、俺の柄じゃねえけどよ‥」

「ヨシタケ?」

「大学卒業しても、」

「‥‥‥‥」

「一緒にいてぇな」

「‥‥うん、そうだね。」

「なあ‥愛は、さ」

「なに?」

「俺といて幸せか?」

「うん、ヨシタケと一緒にいれて私は幸せだよ。ヨシタケは?」

「当たり前だろ。愛‥、」

「んー?」

「俺を、もっと幸せにしてくれよ」

「どうやって?」

「一緒にいてくれよ。」

「うん、いいよ。」

あ、この顔も好きだ。くしゃって笑う顔。かわいいと思う。絶対に言ってやらねぇけど。

「ヨシタケ」

「ん?」

「私も幸せにしてほしいな」

「んじゃ、ずっと一緒にいてやる」

「ありがとう。それじゃ、私たち‥ずっと幸せだね。」

その通りだ、たまに喧嘩だってして悲しい思いもするだろうけど、仲直りしたらまた幸せが倍増するのだろう。そんな未来が見えた気がして俺は笑った。


ハッピーエンド
終わる時もきっと幸せ、



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