ハッピープラン





「私らももうすぐ社会人だねぇ」

「まだ1年あるじゃねーか」

「なに呑気なこと言ってんのバカ‥もう1年しかないのよ?」

ヨシタケの部屋でマンガを読みながら愛とヨシタケは将来について話し出した

「お前、大学行くの?」

「普通は進学でしょうね、」

「へえ〜‥」

「ヨシタケは?」

「多分、俺も大学進学だな」

「どこの大学?」

「決めてねぇ」

「そういやヨシタケってさ、」

「ん?」

「将来なんの仕事になりたいの?」

「‥なんだろうな〜」

「決まってないのかよ」

「そういう愛はなんだよ」

「公務員の嫁」

「‥‥迷いねえな、でも公務員の嫁はバカじゃ務まらねぇよ」

「なにが言いたいの」

「バカなお前じゃ無理ってこと」

「バカなヨシタケが公務員になるよりかは希望あると思うけど」

「つーか、なんで俺が公務員になるとか決め付けてんだよ」

「だって私の夢は公務員の嫁になることだから」

「‥だったら素直に俺の嫁になるとか言えよ」

「ヒモはイヤ」

「働くっての!!」

「じゃあ、いいよ。私の夢決まった」

「あ?」

「ヨシタケのお嫁さん」

「‥お前も働けよ」

「このご時世だし、仕方ないね」

「‥‥‥‥‥」

「なに照れてんの」

「う、うるせえなっ!」

「叶えてね、私の夢」

「と‥当然だろ」

「んで、ヨシタケの夢は?」

「‥お前の旦那、」

「大丈夫。ちゃんと叶えてあげるよ」

顔を真っ赤にしながら必死にマンガと向き合うヨシタケと、嬉しそうに笑いながらマンガを読む愛

「楽しみだなぁ、」

「‥おう、」



ハッピープラン
それはとても素敵な未来




うおお甘くできた!珍しく!
ギャグを練り込もうとする自分を抑え甘く仕上げたつもりです

プロポーズの言葉のくだりも
書きたかったけど‥
ギャグになっちゃう‥orz

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!




さりげなくプロポーズの言葉

(02/22)

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