→あとがき兼補足



やっちまいました平安パラレル。
個人的に平安時代の大ファンのためいつかやってやろうと目論んでおりましたvV
さて、作中の言葉や言い回しの補足をば。



《葛城の君》
正確には葛城の神。醜い顔のために夜の深い時間帯にしか働かなくなった神様のこと。作中に出てきたように、夜に訪れて朝日が昇る前に立ち去る人のことをこう表現した。


《逢坂山》
実在する山。名前からして逢瀬という意味合いを比喩として使われることが多い。


《玉の緒》
魂の一端のこと。仲睦まじい夫婦を比喩する方法として『玉の緒を結ぶ』と表現することがある。魂の端と端を結び付けたように離れられない二人、を表す。作中でも同様の意味合いで使用。


《陸奥紙》
平安時代に於いて最高級と言われた紙。他にも紙には色々種類があり、畳紙(たとうがみ)や紙屋紙(かんやがみ)などがある。


《曹司》
当時の部屋の呼び名。畳を敷き、部屋と部屋を几帳で仕切り御簾をドア代わりにしたもの。


《をかし》
作中、手塚が文に書いた言葉。当時の『をかし』という言葉は『愛でる』や『美しい』という褒め言葉。


《かなしけれ》
作中、手塚が文に書いた言葉。『かなし』を漢字に当て嵌めると『愛し』。悲しいという意味合いではなく愛しいという意味合いで使われていた。



と、補足はこんな感じで。


しかし、今作の心残りは一つ。

手塚ってば名乗ってすらいねーっ!!!!

しくじった!本気でしくじりました!けども手直しの仕様がなかったので泣く泣くアップ(泣)
ごめんよ手塚……。

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