◎無冠の五将


「常々疑問なんだけどね、」

「なにかしら?」

「無冠の五将のみんなは、キセキの世代と対っぽい立ち位置つけられてるけど…仲良いいの?」

「バアカ。俺らが仲良いわけねーだろ。」

「あんたは黙ってなさい!そ〜ね〜ほら合同合宿とか試合で顔合わせてたら必然的にお互いのこと意識するじゃない〜?」

「みんな出身中学バラバラだし、もうちょっとチームワークあった方が絶対売れると思う!」

「いや俺らそういうんじゃねーから」

「え?チームワークって売れんのか?」

「誰もつっこまねーからな〜」

「キセキの世代は一目見て分かるカラフルさと、お顔の良さが売れた秘訣だと思う。」

「俺らのお顔が悪いみたいな言い方やめろ」

「なになに!?俺ら無冠の五将はポジションかぶってるやつらいるし、ただの後付けだって?」

「誰もんなこと言ってねーだろ!」

「俺が思うに、やっぱりキセキの世代との大きな違いは幻の六人目的な、そういう秘められたエピゾードが足りないからだと思うんだよね!」

「正直、じわじわと無冠の五将煽ったわりには、三人どかっと出てきたしな。」

「根武谷くん、キミの存在感の圧倒さ異常だったよ。」

「まさかセンター二人も出てくるなんて普通思わねーだろ。ざまぁねーな」

「華がなのよ華が!どいつもこいつもデカくてごつくて男くさくてやんなるわ〜〜」

「おーい誰かこの188センチ黙らせてくんね〜?」

「だめだ、早くなんとかしないと、そのうち無冠の五将という響きすら廃れる…!」


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